教習所に通う方、運転の苦手な方向けに練習の仕方とコツを伝授します

中級者向け

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首都高路線図(早覚えマニュアル)



▼ディズニーランドへの近道
渋滞に巻き込まれずに、土日祝日に東京ディズニーリゾードへ行くルートです。
関東の抜け道・渋滞回避ルートのブログはこちら(ウインドウが開きます)


◇ ◇ ◇
 
DSC_6420r.jpg「東京は、道が複雑で運転できない」
「首都高なんて、怖くて車じゃ行こうと思わない」


筆者は地方の教習所で合宿免許を取得したのですが、そのとき教官からこの言葉を聞きました。怒ると方言混じりで怒鳴られて、結構怖かった教官が、急に弱音を吐いているように感じました。しかも、高速教習で私が緊張しているさなかに聞いたためか、やけに印象に残っています。



そんなことを思い出しながら、秋口の9月に「首都高攻略」マニュアルの取材に行って参りました。取材当日は台風一過で、すごい雨雲が立ちこめていたのですが次第に晴れてきて、お台場から横浜辺りでは明るい空になってくれました。

首都高は一般高速とは違って、平日は混雑して、土日祝日は比較的空いているという道路です。平日はトラックや営業車が各方面へ行く際に都心を通過するのがその原因ですが、平日でも特にひどいのが、朝7時以降と、夕方4時以降です。また同じ平日でもゴトウ日と呼ばれる日(5日、10日、20日、25日などの締め日)は、トラックや営業車が特に多く、大変混雑します。
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首都高の渋滞の特徴は、市街地のように、本当に動かなくなる渋滞が多いということです。これは、ほとんどの路線で2車線しかなく、また分岐路も多いため速度が低くなるというのが原因です。一般の高速道路なら渋滞と言っても20km以上でノロノロ動くことが多いですが、首都高ではピタッと止まってしまうことも珍しくありません。ですから「首都圏最大の駐車場」などと揶揄する人もいます。


初めて首都高に乗る場合は、普通の高速道路との違いに戸惑う方が多いようです。それどころか、イメージだけで後込みして、「自分にはムリ」と決め込んでいる人すらいます。しかし、解決策はあるはずです。


ところで、
「カーナビがあれば良いじゃないか」
と言う人もいます。
しかし、道を知っているのと、ナビがないと行けないのとでは、だいぶ違います。

sl_img04.jpgパッとここからここまで行くには、車を降りて電車で行った方が良いのか、それとも車でこちら方面から行った方が良いのかを調べずとも、頭の中だけで計算できます。「次どこに行こうか?」となった時も、頭の中だけで考えれば済みます。

また、こちらの道の方が車線が多いから走りやすいとか、景色がきれいだとか、ゴー・ストップが少ないとか、そういう情報は知っている道ならありますが、カーナビだけだとなかなか分かりません。幹線道路だとか、抜け道的な道路だとかの判断も、実際に道を知っていないとできません。カーナビはあくまで計算上、最短の道順を教えてくれるだけですから。

カーナビだけだと、案内された通りにひたすら進むだけですが、全体図をイメージできるようになると快適です。理解が出来ていれば、柔軟にドライブできます。急に「(雑誌の)このお店にも行ってみたい!」という家族の無茶ぶり(?)にもスマートに対応できるのではないでしょうか。

例えて言えば、巨大迷路を上からの指示に基づいてただ走るのと、自分で上から全体を見て十分に把握してから走るのの違いでしょうか。



地図で首都高の路線図だけを見ると、路線がいくつもあって、とても複雑に見えるかも知れません。実際、何も理解せずに走ると、何が何だか分からないまま終わってしまいます。でも一度大まかに覚えておけば、それほど恐れるものではないと分かります。

首都高の覚え方は、割と簡単です。まず、主要路線を見方をざっと知っておきます。そして首都高では標識の表示方法が独特で、また道路上の表記も一般高速とは多少違いますので、そのクセを知っておきます。これだけでも、標識を頼りにすれば、目的地方面へ行くことはできます。

一度首都高の全体像を知っておけば、首都高を走る途中、頭上に所々に登場する渋滞表示版も分かるようになります。赤が渋滞、黄色が混雑、という簡易マップです。どこが渋滞しているかが分かるようになれば、カーナビに頼らずとも自由に道を選択できるようになります。


sl_img05.jpg地方のゆったりした道路に慣れた方にとって、確かに首都高の喧騒とした道路は難しいイメージを感じるかも知れません。首都高の多くの路線では、市街地のような急なカーブがあったり、都内のビル群の間を縫うように分岐が続きますので、圧迫感があるは確かです。大阪や福岡、名古屋などの都市高速を走ったことのある方ならイメージは似ていますので、路線さえ覚えれば問題ないでしょうが、全く初めての方に取っては走り方に不安を覚えるかも知れません。そういう心配がある方は、今回収録した映像を見ていたければ、そのイメージと走行感覚が分かるかと思います。


教習所に通っていた当時は、運転を覚えることに精一杯で、「首都高とか以前に、普通の道がまともに走れるようになりたい」と思っていたので、教官の弱音(?)を聞いても特に深く考えられませんでした。

仕事で日常的に都内の道を運転するようになった今、地方の高速道路に慣れてしまった人にとっては、首都高は取っつきにくいだろうな、と確かに思います。

初めて複雑な道路を通る訳ですし、自動車という、非常にリスクの大きな乗り物を運転して向かう訳ですから、事前の情報収集と計画が非常に大切です。

このマニュアルが提供する、映像によるイメージと、ロジカルな覚え方の両面で、効率よく首都高を攻略して下さい。

 

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●主な内容

  • これだけ違う首都高 知っ得情報 ~出かける時間を間違えると大変なことに!?
  • この方法なら忘れない 路線の覚え方 ~覚えるヒントは、その「形」にあり
  • 主要ルートを詳細解説
  • モデルルートDVD映像付き ~お台場、ディズニー、横浜ほか
  • 走る前に知っておきたい首都高トリビア
  • これで迷わない~ドライブプランの立て方

 

●編集者からのメッセージ


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近年、高速道路のETC割引に伴い、高速道路を利用した長距離ドライブをする一般ドライバーが増えています。しかし首都高の複雑さを嫌って、首都圏を避けたドライブプランを立てる人も多く、従来から「首都高を簡単に覚えたい」との声が寄せられていました。

このマニュアルでは主に、運転免許を取得して間もないドライバー向けに、短時間で首都高を運転できるように編集しました。難しいと言われる首都高の特徴を把握し、道路地理を覚え、安全に走行しましょう。

 

●当マニュアルの使い方

まずは読み物として一読することをお勧めします。マニュアルでは、理解を深めていただくために、「東京の道路の成り立ち」という、ちょっと歴史的なお話も含めてみました。とは言っても難しいことではなく、むしろ成り立ちの歴史を知ることによって、首都高だけでなく「一般道」まで大まかな把握ができるようになっています。

その後は、ドライブプランを立てたり、予習するためにお使い下さい。慣れない首都高でトラブルや事故に巻き込まれないように、事前の情報収集は大切です。一度覚えてしまえば、(表現は大げさですが)世界が広がると思います。もちろん、行動範囲が広がるという意味です。都内はクルマがあれば自由が利きますし、ネックでもある渋滞を避けるためにうまく首都高を使えれば、東京での時間をより楽しむことが出来ます。

首都高は混雑する割には、パーキングエリアが十分にありません。もともと狭い土地に作った高速であるため、十分なスペースが確保できないのです。ですから、特にトイレには気をつけましょう。一度首都高に乗ってしまうと、渋滞にはまってしまってもパーキングなどでトイレを見つけるのは困難です。

東京の道は、確かに道路自体の数が多いので、確かに覚えることはたくさんあるのですが、まずは法則を知ることによって、簡単にすることができます。

よく「地図を何度も見れば覚える」と言う人がいますが、そんなに毎日地図とにらめっこして、「地図おたく」になりたい訳ではありませんので、まずは「法則」を知るのが先決だと思います。パッとポイントだけ知って、さっさと覚えてしいまうのが良いでしょう。

法則を元に一度覚えてしまえば、忘れることはありません。それどころか、走れば走るほど、知っている道同士が頭の中でつながってきますので、どんどん詳しくなります。


●読者の方から寄せられた声

(女性)
免許を取って8年、普通の高速道路は難なく走れますが、やっぱり怖くて首都高は走ったことがありません。道を知っている人を助手席に乗せようにも、時間がぜんぜん合わなくて。自分ひとりで何とかならないかな、と思いこのマニュアルを見つけたので、お勉強することにしました。

(男性)
ずいぶん昔に友人の運転で首都高を少しだけ通ったことはあります。分岐・合流が多くて、渋滞もひどかった覚えがあります。我が家は高速道路と言えば、GW・お盆以外は渋滞とは無縁の地域なので、ちょっとした東京への家族旅行でもクルマはNGというのが常でした。実は去年8人乗りミニバンに乗り換えたので、せっかくなので遠出したいと思っていましたが、首都圏の通過がネックだったんです。カーナビはありますが、一応ドライバーとしては事前に色々知っておきたかったのでマニュアルを取り寄せました。読み物として読み通したことで、だいたいはイメージがついた気がします。どのみち一度の旅行で通る区間は限られているので、今回通る道だけに集中して、まずは「デビュー」してみるつもりです。追々またご報告します。

(女性)
免許を取ってからはようやく1年が経ちました。自分の車を持っていないので、運転にはぜんぜん慣れていないので、一人で運転するのもドキドキします。首都高は難しそうですが、早めに知っておいた方が逆に怖くない気がして、読むだけならすぐにできますし、まずはマニュアルを手に入れました。合流が多かったり狭かったりするのは難しそうですけど、ゆっくり行けば何とかなるんじゃないかと気軽に構えています。今度ディズニーに行く時に、車を借りて行ってみようかななんて思っています。お土産いっぱい買っても車なら楽ですし。出かける前にまた質問するかも知れません・・そのときはよろしくお願いします。


●首都高 早覚えマニュアル

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冊子版(DVD付属) 6,400円(税込・送料別)

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旅は、事前の情報収集が一番大事です。一度道を覚えておけば後々まで役立つ、首都高デビューのための専用マニュアルです。


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ついやってしまう!?「運転の変なクセ」

 

車の運転の癖「私は必ずブレーキを3回踏む」
「どんな渋滞でも4速まで上げる」

あなたの周りにも、このように運転する人がいませんか?
または、あなた自身もこんなクセがついていたりしませんか?

一度ついたクセというのは自分ではなかなか気づかないものです。また気づいたとしても、習慣化しているので直すのは意外と大変なことです。でも長くそのクセを続けていると、事故のリスクが高くなったり、車の寿命を短くしてしまう場合もあるので、まずはクセに気づくことが大切です。

ここでは、よく見る運転の間違ったクセをご紹介します。


 

 【MT車】 とにかく早めにシフトアップをする

教習所では、なるべく4速で走らせる傾向があります。
「ここで4速に入れて。」
MT車で免許を取得した人は、教習所の構内で教官にこう言われる度に、恐怖を感じた記憶があるかも知れません。教習所の構内では、一般的に40km程度が最高速度。面積から考えてもそれ以上のスピードは出せません。その限られた敷地内でも、4速での走行を経験させるために、このように指導されるようです。教習所構内に限らず、路上に出ても40kmや50kmと言った制限速度内で、4速に入れるよう指示される場合が多いようです。

この名残から、実際に免許を取得した後でも、MTを運転する際には「早め早めのシフトアップ」をする人が多いようです。これは、果たして正しいと言えるのでしょうか。

★燃費運転だと思っている人が多い

このようにクセとして早めにシフトアップしている人の他にも、早めにシフトアップすることが燃費良く走ることにつながる、と考えている人も多いようです。確かに、低いギアばかりで走るよりは、高いギアを多用した方が、平均燃費は向上するでしょう。

しかし、トータルで考えると、いつでも「より高いギアで」という走り方はお勧めできません。(もちろん、低いギアばかりが良いという訳でもありません。)なぜ早めのシフトアップがお勧めできないかと言うと、次のような理由によります。


★ギアを変える本当の意味が理解されにくい

とにかく「早めにシフトアップすべき」という走りだと、必然的に1,000回転や2,000回転といった、低い回転域ばかりを多用することになります。場合によっては、1,000回転以下で、しばらくの間走り続けることもあります。これは、実はエンジンにとってあまり良い状態ではありません。車種やエンジンの種類によりますが、乗用車では2.000回転~4,000回転程度が一番効率良く走れる車が多いのです。では、どのように運転するのが良いのでしょうか。


★タコメーターをみながら、シフトアップするべき

実際には、エンジン回転に合わせてギアを選択するべきです。エンジン回転はただ単にシフトアップが早ければいいとか、どんどん上のギアに上げれば良いというものではありません。

<MT車のシフトアップに興味がある方、続きは会員サイトでご覧下さい>
→関連ページ: MT車攻略マニュアル

 

 【AT車・MT車】 ポンピングブレーキについての間違い

教習所ではブレーキを3回に分けて行うように教わることが多いようです。そして、それを「ポンピングブレーキ」だと教わります。

ポンピングブレーキは「後ろの車に気づいてもらう」ということだけが目的です。従って、制動力を2回、3回に分けるということではありません。「何度か分けてブレーキを利かせた方が効きが良いんだ」と勘違いしている方もいますが、そうではありません。ブレーキはあくまで1回できちんとしたブレーキペダル操作をした方が、スムーズなブレーキングができます。

もし実際に制動力を3回に分けてブレーキを踏んでしまうと、その車を横から見れば「ピョコピョコ」と奇妙な前後運動を繰り返すのが見て取れるはずです。まず1回ブレーキを踏むのでフロントが沈み込み、ブレーキを戻すのでフロントが持ち上がります。そして2回目にブレーキを踏むのでまたフロントが沈み込み、再びブレーキを戻してフロントも上に戻ります。これを繰り返すので、外から見ると前後運動しているようになるのですね。もし山道などのきついカーブでこれをやると、危険ですらあります。

後続車に知らせるだけが目的ですから、ブレーキランプだけつけて、制動力は利かせない程度のペダル操作で良いのです。つまり、ほんの少しブレーキペダルを押す程度です。これを軽く「パッパッパ」と2~3回やってから、普通にブレーキングを行えば良いでしょう。確かに赤いブレーキランプがチカチカ点滅した方が後続車は気づきやすいということは言えます。


★フルブレーキのための小刻みなブレーキングは別物

ちなみに、フルブレーキングを踏む際にタイヤがロックしないようにブレーキを小刻みにする、というのを聞いたことがあるかも知れません。しかし、これは本当に高度な技術で、教習所で習うポンピングブレーキとは全く異なるものです。(フルブレーキングについては、「公道に生かすスポーツドライビング」を参考にして下さい)

何よりも、バックミラーをよく見て、後続車に注意を払っておくということが何よりの安全確保につながります。

 

 【AT車・MT車】 右左折やカーブでアクセルを踏みながら曲がる

右左折やカーブがうまく操作できず、スムーズにいかない場合がある、と悩んでいる方。交差点のちょうど中間点では、あなたはどのような操作をしていますか?

「ブレーキを踏みながら曲がる」のではありません。
また、「アクセルを踏みながら曲がる」のでもありませんよ。

普段、右折とか左折をする際、ブレーキペダルとアクセルペダルを踏むタイミングをあまり意識して決めていない人が多いようです。ブレーキを踏みながら曲がっている人はそれほどいないでしょうが、そのような人はブレーキが遅すぎる可能性があります。むしろ多いのは、曲がる手前の直線部分でブレーキを終えて、アクセルをちょっとづつ踏みながら曲がる方が多いのではないでしょうか。これはどちらも最適な「正解」とは言えません。


もちろん色々な形状の交差点やカーブがある中で、一慨に言うことはできませんが、ここでは原則的なことを記しておきます。

交差点の一番のカドの部分がありますね。つまりカーブのちょうど中間点にあたる部分です。この箇所を目印として考えましょう。カーブの中間点より手前が「前半」、それよりも先の曲がった先を「後半」だとします。この前半と後半とで車の姿勢を意識して走ることで、かなりスムーズな動きになることが分かるはずです。

簡単に言えば、カーブの前半で車の姿勢が「前のめり」になっていて、中間点では「前後フラット」、カーブの後半では「後ろのめり」になっているのが最も理想的な曲がり方です。

車は加速中は「後ろのめり」になり、ブレーキを踏み込むと「前のめり」になることは、経験上お分かりでしょう。この姿勢を常に意識してみて下さい。カーブの中間点まではブレーキで減速することにより「前のめり」の姿勢になります。そこからカーブの中間点に近づくにつれ、沈んだフロント部分が持ち上がってきて、カーブの中間点では完全に「前後フラット」の姿勢になります。カーブの後半は、だんだんアクセルを踏むことにより「後ろのめり」に近づいていきます。これが理想的な曲がり方です。

この車の姿勢については荷重「G」と呼ばれ、とても奥が深い概念ですが、基礎的な内容を学びたい方は冊子「公道に生かすスポーツドライビング」をお読み下さい。

普通の交差点を曲がるだけでも、上記を意識して走るとスムーズにハンドルが切れることを実感できるはずです。

●まとめ「右左折での車の姿勢」
1.カーブの前半・・・「前のめり」
2.中間点・・・・・・「前後フラット」
3.カーブの後半・・・「後ろのめり」

 

 【MT車】 いつも2速から発進しようとする

MT車に乗る方の中には、2速で常に発進しようとする人がいます。
これは、1速で発進したあと2速にシフトアップするまでの間の「振動」がイヤだ、という方が多いようです。もしくは、その1速~2速のギアチェンジが面倒くさいということで、最初から2速発進しようとします。

しかし、これは間違いです。まず、車は止まっている状態から動き出す瞬間が、最も大きなパワーを必要とします。高速道路を5速で走行する時に比べると遙かに多くのパワーを必要としますし、ガソリンもより多く消費します。

ですから、その動きだしの瞬間は、一番エンジンが力を発揮できる状態にするのが自然です。従って、最もエンジンパワーを地面に伝えることができる1速で発進するのが良い訳です。

もし2速で発進すると、エンジンの力が1速の場合と比べて弱い状態での発進となります。そうするとエンジン回転数は1速での発進よりも低くなり、その割に大きなパワーを出さなくてはいけませんので、エンジンへの負担が大きくなります。これは3速や4速で発進を試してみると、エンジンの負担が大きいであろうことが、体感として感じられるはずです。ブルブル震えたり、今にもエンストしそうにゆっくり進みます。

このような2速発進を長期間続けていると、エンジンへの負担が大きくなりますし、クラッチの磨耗も早くなることが考えられます。

なお、例外として雪道や凍結道路などの非常にスリップしやすい路面では、逆にこの1速のパワーが仇(あだ)となることがあります。普通に1速で発進するとパワーが出すぎて滑ってしまうことがあるのです。ちょうど、短距離ランナーが氷結路面でダッシュを開始するようなものです。滑ってしまって前に進みません。そのような場合は、例外的に2速にして発進してみると、うまく発進できることがあります。パワーを抑えることが良いという、特別な場面です。

以上の通り、1速で発進して、2速へと順にシフトアップしていくというのが正しい方法です。同じ理由で、ギア飛ばし(1速~3速など)も意味がありませんので、お勧めできません。


ちなみにディーゼルのトラックの場合は、2速が通常の発進ギアとなっている場合が多く、1速は急斜面などの緊急用となっているケースがあります。その場合は、2速からの発進で構いません。

→関連ページ: MT車攻略マニュアル

 【MT車】 シフトアップの途中でアクセルをちょっとあおる

「ブーーン、ブン、ブーーン」
というリズムで、シフトアップの時に少しだけアクセルを踏むドライバーが希にいます。基本的には、この操作は必要ありません。

例えば、1速でスタートしてエンジン回転が上がって3000回転になります。そこでシフトアップしようとギアを操作しているうちに、回転は下がっていき、クラッチをつなぐ時には2000回転くらいになっているとします。これは、その速度で3速で走るのにちょうど良い回転であるはずです。そのままクラッチをつなげば、割とスムーズにそのまま3速で走行できるはずです。

タコメーターを見ていれば分かりますが、シフトアップすると、エンジン回転は下がります。つまり上のギアほど、低い回転で済む訳です。ですから、シフトアップの際は、ギアチェンジ中の空走期間に自然とエンジン回転が下がりますから、何もしなくても問題ない訳です。

一方シフトダウンの際は、その逆ですから低いギアに変えるほど、高いエンジン回転が必要になります。しかし、シフトチェンジ中の空走期間でエンジン回転が下がってしまいますから、よりギアの回転が合わなくなってしまいます。そこで、意図的にギアチェンジ中にエンジンを踏み込む操作がシフトダウンでは必要になるのです。

以上でお分かりの通り、シフトアップ中にアクセルを吹かす必要はありません。

例外的に必要があるとしたら、2速から3速にシフトアップする時などに、シフトミスをしたり、もたついたりしてしまって、エンジン回転が落ちすぎてしまった場合は、少しアクセルを踏むことです。とにかくエンジン回転が、次のギアで走行するのに必要な回転に合っていれば、スムーズにギアチェンジできるのです。

→関連ページ: MT車攻略マニュアル

 

 


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運転に慣れてきたら、上のステップへ。スポーツドライビングのエッセンスを凝縮した教材で、スキルアップを。

運転免許を取ったばかりの初心者の方は、
運転していてドキドキする状態を、早く何とかしたいと思っているでしょう。

いち早く慣れたドライバーのようになるために、交通の流れに乗ったり、
右左折や車庫入れをスムーズにこなしたいと思っているかも知れません。

「ぶつけてしまわないように、技術を上げたい」

とういう気持ちは、自然なものです。
しかし、早い段階で必ず覚えておいて頂きたいことがもうひとつあります。

「ぶつけてしまった時の対応も、大事なスキル」


だということです。
試しに、次のクイズに三択形式でお考え下さい。

もし、あなたが事故に巻き込まれてしまったとします。
あなたならどう対応しますか。
(答えはページ下記に記します)

 Q1. 相手が「警察は呼ばなくてもいい。示談しましょう」と伝えてきました。

<1>詳しい知り合いを代理人に立てる
<2>それでも警察を呼ぶ
<3>示談に応じて、有利になるよう交渉する

 

 Q2. シートベルトに締め付けられた衝撃で、胸がひりひりしています。
       血は出ていませんし、大きな傷痕もありません。

<1>その場で警察に救急車を呼んでもらい病院へ行く
<2>事故処理を終えてから、帰りに病院へ行く
<3>もし症状が悪くなったら、相手に伝え病院へ行く

 Q3. 保険会社から連絡がなかなか来ません。

<1>連絡があるまで気長に待つ
<2>保険会社に何度も連絡を入れる
<3>事故の相手方に連絡を入れる


如何でしょうか。迷わずに正しい判断ができたでしょうか?
実際には、これらのことを知らなくても、危機感を抱かない人が多いのが現状です。
そして、次のように考えているのです。

「結局、保険会社に全部任せておけば大丈夫」

確かに、高いお金を出して保険に入っているから、一切を任せたいという気持ちは分かります。

ところが、そうではありません。
実際に事故を起こすと、これが甘い考えであったことに気づく人が多いのです。

ひとたび、事故が起こってしまうと、どうなるでしょう。
自分が初心者マークをつけていたとしても関係ありません。相手は眉間にしわを寄せて、怒鳴り声であなたに詰め寄るかも知れません。自分の車には、相手の車のボディと同じ色の傷がはっきりついています。震えた手で、慌てて車検証を探したり携帯電話を取り出したりします。そうこうするうちに、周りに野次馬のおばさんやおじさん達が集まってきました。助手席に初めて乗せた友人は不安そうな顔で待っています。

こんな時、知識をつけておかずに、あたふたしていては、事故の相手はもちろん、同乗者や家族にも迷惑を掛けることになり兼ねません。それどころか、事故対応の知識がないと、どんどん不利な状況に追い込まれることも、往々にしてあります。技術的には、たった1回の運転ミスでも、対応を誤ると、1生ついて回るものになってしまいます。

事前に知識武装をしておかなかったが為に、予想外の展開に巻き込まれてしまった方の実例をご紹介しましょう。Shift-UP Clubの取材に応じて下さった、埼玉のとある商店主の方のケースです。仕事で車を使っている方です。下記は、そのお話を文章にしたものです。

 

  もらい事故で、思わぬ大出費


V6010103.JPG
夕方5時位、練馬区の目白通りを走行しているとき、区役所のすぐ近くでした。私は、東松山の方向に向かって走っていました。ちょうど渋滞が始まった所でした。いわゆる渋滞の最後尾です。そして信号で車が止まったので、伝票を整理しようとして目を通していました。

その時に不意に「ゴーン」という衝撃がありました。

追突されたのです。実際には、それほどの強い衝突ではありませんでしたが、はっきりとぶつけられたと分かる衝撃です。

車を降りてみると、双方の車もへこんだり、傷ついたりしている所は、ほとんどありませんでした。もし私が、後ろの様子をミラーで見ていたり、心の準備が出来ていたら、何ということは無かったと思います。でも、資料を見ながら下を見ている状態だったので、完全に不意を突かれました。この時から、ムチ打ち症と、慢性的な頭痛に悩まされることになりました。

相手は70歳位の男性でした。その相手の人が降りてきて、「どうします?」というので、「どうしますも何も、事故が起きたんだから警察に届けましょう」という風に伝えて、早速警察を呼ぶことにしました。

しかし、その後の対応を誤り、警察では物損事故扱いになってしまい、病院はたらい回しにされ、さらに保険会社からの療養手当の対象から外されることになってしまいました。その結果、現在も苦しんでいる偏頭痛に対して、自腹で医療費を負担せざるを得ない状態が続いています。

とても理不尽な話ですが、最初に自分が知っていればこんな風にはならなかったかも知れません。事故の対処の仕方とか、事故に関わる業界の組織構造とか、後になってから色々と調べて分かりました。が、今となっては後の祭りです。 (写真はイメージです。本文とは関係ありません)

 

いかがでしょうか。ネットで検索すると分かりますが、仮に一方的な被害者だったとしても、このように理不尽に思える状況に陥ることがあります。

そこで私たちは、万一の事故が起こった際に、最善の対処ができるようにするための情報提供を開始しました。Shift-UP Clubとしては、「絶対に事故を起こさないようにする」という思想で、主に運転技術を磨く教材を提供しています。

しかし、残念ながら実際には運転している限り、事故を起こすリスクはゼロにはなりません。例えば、信号待ちで停止している時に、後ろから追突される事故など、本人の注意だけでは回避が難しい事故(いわゆる"もらい事故")も十分に起こり得ます。

 

そのため万が一、事故が起こった時に、慌てずに対処するための知識が必要だと考えています。加害者になるにしても、被害者になるにしても、事故が起こった後に、不意に予想もできないような、とんでもないトラブルに巻き込まれることがしばしばあります。知らなければ、余計な費用負担や肉体的負担を強いられる可能性が強いのです。ですから、是非とも皆様には、ノウハウとして知っておいて頂きたいと思います。

 

保険会社、病院、警察、司法における事故の取り扱い実体を良く知って下さい。そして、万一の時に泣き寝入りするようなことがないよう、しっかり知識武装しましょう。残念ですが、知識がない人が泣くことになってしまうのが、日本の交通事情です。正直であるだけでは、どんどん思わぬ方向に事態が展開してしまうことがあります。保険会社、病院、警察、司法といった組織にとって都合の良い方向に収まっていくことが多いのです。必要なのは、知識なのです。

同乗者が被害を受けた場合も同様です。ドライバーとして運転技術だけではなく、いざという時に対処できるようにすることも一つの義務です。同乗している家族を守れるのも、ドライバーの力量なのですから。

 

●主な内容

  • もらい事故でもトラブルに~実例の紹介~
  • 相手と警察との初動対応が肝心
  • ほとんどの方が怠ってしまう記録の方法とは
  • 相手と別れる前に、必ずやらないと手遅れになる手続き
  • 病院の掛かり方には気をつけよう
  • 連絡の仕方と、最低限の礼儀が、その後の流れを決める
  • 事故の教訓を共有しよう

 

●パニック無用の事故対応マニュアル

im11ori.jpg冊子版 6,400円(税込・送料別)

クリアファイル入り。

万一事故が起きたら、その瞬間に必要になる難しい対応。本マニュアルを車内に積んでおき、賢い初動対応をしましょう。


 

●編集者からのメッセージ


doctor_thumb.gif事故の対応に関しては、

「いま知らなくてもいい。必要になったら調べよう」

と考える人も多いのではないでしょうか。

ところが、実際に事故に遭うと、そんな余裕は全くありません。パニックになって、あたふたしてしまい、電話やネットで冷静に調べられる人は滅多にいません。

周りの交通は刻々と変わっていきますし、警察の実況検分も慌てているあなたをよそに、どんどん進んでいきます。相手が急に感情的になることもあるでしょう。そんなとき、どこに連絡をするべきか、相手に何を聞くべきか、その状況で病院へは行くべきなのか。その場その場で、判断を求められることになります。ただでさえパニックに近い状況で、判断ミスすることなくこれらの対応をするには、事前に知識を得ていることが絶対条件です。

日常的に運転するあなたは、ドライバーとしての責任を持っています。「交通強者」なのですから、自転車や歩行者よりも、責任が重いのです。そして、事故対応の知識を得ておくことで、その責任を全うできます。あなたは大人のドライバーとしての危機管理能力を身につけることになる訳です。

学生時代の勉強とは違って、難しいことはなく「知っているかどうか」が、事故対応のうまさを左右することになります。知ってさえいれば、ポイントを押さえて有利に事を進めることができます。繰り返しますが、必要なのは知識です。今すぐ「事故対応マニュアル」で知識武装しましょう。

 

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●クイズの回答

<Q1> 2 →必ず警察を呼びましょう。当事者同士での示談にはリスクが伴います。
<Q2>1 →その場で病院へ向かい診断を受けましょう。
<Q3>Q3の回答及び、Q1、2の詳しい解説は冊子マニュアルをご参照下さい

「もっと上手い運転が出来るようになりたい」

そう思うことはありませんか?
ある程度運転に慣れてきたら、より上のステップに行きたいと思うものです。

 

そこで挑戦したいのが、スポーツドライビング。
スポーティな運転は、何もレース場だけでしか楽しめないのではありません。
スポーツドライビングの極意は、実はスムーズさです。
その要となる「G」をマスターすれば、公道でも安全かつキビキビとした運転が楽しめるようになるのです。


周囲に迷惑を掛けることなく、グングン運転が上手くなる、中級者のバイブルです。
是非その中身を知って下さい。


webcut1.jpgこの冊子の特徴は...

  • 普通の道を走るのが楽しくなる
  • いざという時の危険回避の技術が身に付く
  • 漠然と走っていた運転に目標ができる
  • モータースポーツの「入門の入門」になる


たとえば、交差点やカーブで周りの車を見てみましょう。前後にゆらゆら車体を揺らしながら曲がる車もいれば、臆病なほどにスピードを落として、後続車からクラクションを鳴らされながら曲がる車もいます。こうした運転でも、教習所は卒業できてしまいますし、これ以上の運転技術を学ぶ機会は、一般ドライバーにとって、ほとんどありません。

一方モータースポーツを学んでいるドライバーは、Gを意識してコーナーリングをします。そのため、曲がる際の車体の角度は一定ですし、早い速度でカミソリのように鋭く曲がっていきます。

cut8.gifこれを、一般ドライバーがそのまま公道で再現するのは無理があります。第一にGを意識しながらの運転はとても奥が深く、モータースポーツの世界に進もうとする場合は、本格的な理論の勉強が必要になります。また公道は、歩行者も自転車もスクーターも共存する、みんなの公共物ですのでそのままスポーツ走行をするのは難しいものです。一歩間違えれば、マナーを無視した危険運転になってしまいます。

しかし、本書で紹介しているように、公道でも応用できる、スポーツドライビングの考え方はたくさんあるのです。特に、基礎的な「G」の考え方を知っておくだけでも、見違えるように運転がスムーズになります。
(図はG変化の例。冊子で詳しく解説しています)


そこで、本書では次のような方に向けて、
スポーツドライビングの基礎の基礎をやさしく解説しています。

  • 運転をもうワンステップ上達させたい
  • モータースポーツには興味があるが、入門書を読むほどではない
  • MT車をもっと上手く操れるようになりたい
  • いざという時でも対応できるような運転技術を身につけたい


その内容を一部ご紹介します。

特に是非、みなさんにお読み頂きたいのは
パニックブレーキ」の箇所です。


パニックブレーキとは、いざという時に踏む、力いっぱいのフルブレーキングのことですが、
この巧拙によって、事故になりそうな危険な場面に遭遇した時に、
回避できるかどうかが決まることになります。

たとえば、高速道路で前を走る車が、事故で急停止した場合、
フルブレーキングがきちんとできれば、回避できる可能性があります。

しかし、最短距離で止まる技術がなければ、
後続車も巻き込んで玉突き事故に発展する恐れさえあります。
前の車に接触してしまえば事故ですが、1cmでも手前で止まれれば、事故ではありません。
この違いは非常に大きいはずです。

このように大切なフルブレーキングですが、実際にはなかなか練習したり、
体験したりすることはできません。
初めて体験したフルブレーキが事故のとき、という場合もあるのです。
教習所でもなかなか時間は避けませんし、急制動の教習がある場合でも、
自動車自体にまだあまり慣れていない段階での体験ですので、
実用には役立ちにくいという事情があります。

そこで本書では、フルブレーキングの体験のために、2つの手段をご紹介しています。
多くの方はこの方法で疑似体験することにより、
パニック時も落ち着いて危険回避できるようになるはずです。

中級者以上を目指すあなたは、是非一読ください。

 motersport1.gif

●既にお読み頂いたモニター読者の感想文です

「私は仕事でも毎日車を運転していますが、免許を取ってからかなり経つので他の同僚と比べても駐車するす早さとか、道路でのスムーズさでも負けていないと思っていました。冊子を読んでみて思うのは、冊子でよく出てくる「G」を意識をしていたことは今まで無く、それを意識すると確かに楽しいと思います。

確かにMTに乗っている人は、これでいろいろ試すと上達するのでは?と思いました。ありがとうございました。」
(K.D様 埼玉県川口市/アンケート回答より一部を抜粋)

 

●主な内容

★普通の人は、ペダルに力を入れるタイミングが違うので、制動距離が伸びてしまう。
そこで正しいフルブレーキングを図解。

★上手い運転に共通する「G」の感じ方を3つ解説

★コーナーリングの基本を知り、早くてスムーズな運転とは何かを学ぶ

★公道でのGの意識の仕方

★ワインディングでの7つの注意点


●収録コンテンツ

  • 公道でグングン上達する方法とは
  • ブレーキの踏み方
  • 運転力の基本、Gとは何?
  • シフト操作について
  • 交差点やカーブを小気味良く走ろう~コーナーリング
  • コーナーリングの基本
  • 公道での右左折に生かす
  • ワインディングに出かけよう


●本マニュアルの編集に当り、参考にした書籍・情報

  • 「ドライビング・メカニズム 運転の『上手』『ヘタ』を科学する」 黒沢元治/勁草書房
  • 「みるみる上達するドラテク大革命」 中谷明彦/三推社講談社
  • その他、現役職業ドライバー・一般ドライバーへのインタビュー

 

●このような方に向いています

自分が読むべきかどうか、判断へ迷っている方へ。本書を読むかどうかの判断基準は、「加重移動」とか「Gサークル」と言った言葉の概念を完全に理解しているかどうかです。

既にこれらを理解している方は、本書を読んでも既知の内容になる可能性が高いと言えます。より詳しくモータースポーツ理論を解説した一般書をお勧めします。

一方で、「ドライビング技術をきちんと学んだことは一度もない。でもマイカーをもっとスポーティに運転したい」という方には、本書は適しています。難しく語られがちな車の挙動変化やコーナーリングについて、易しく噛み砕いて解説されています。

 

●公道に応用するスポーツドライビング

cover1.gif冊子版 6,400円(税込・送料別)

クリアファイル入り。助手席などに見開き状態で置き、確認しながら使うことができます。

スポーツドライビングのエッセンスを、ギュッと凝縮した教材です。
すべてを自分の運転に取り込むことができるように、練習の順番を工夫しています。

 

 

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