教習所に通う方、運転の苦手な方向けに練習の仕方とコツを伝授します

AT車踏み間違い事故

MT車はAT車よりも事故率が低い

MT車が敬遠される理由の最大のものが、操作の煩わしさです。AT車の操作に加えて、クラッチ操作とギア操作が単純に増えることになり、渋滞時などではこの煩わしさを嫌ってAT車を好んでいる方も多くいます。

ところが、この煩わしいクラッチ操作とギア操作自体が、大きな安全装置の役割を果たしていたことが明らかになりました。下記に記事を引用します。ポイントは、ATとMTの次のような違いです。

  • MTでは、ミスがとても身近
  • ATでは、最初のミスが事故の時
  • MT明確な意思が無いと進まず、ミスをすると車が止まる
  • ATは何もしないと進み出す、ミスをすると猛加速する


『操作が難しいMT車の方が簡単なAT車より事故率が低い理由』
5月4日、大阪府泉南市のコンビニエンスストアに乗用車が突っ込む事故が発生。 運転していた75歳男性は取り調べで「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話したという。

高齢ドライバーによる事故は後を絶たない。原因としてよく耳にするのがブレーキとアクセルの踏み間違いである。深刻な社会問題となっているにもかかわらず、抜本的な事故予防策はなかなか出てこない。

国や自治体は65歳を超えた高齢者に「免許自主返納」を盛んに促しており、
3月から施行された改正道路交通法では、75歳以上の免許更新時の認知機能検査体制が強化された。もちろんこれらの対策は一定の効果をあげることだろう。
しかし「年齢で一律に区切る」という対応は、高齢者から「生活の足」を奪ってしまうという“副作用”も指摘されている。

そうした議論に一石を投じる提案が朝日新聞『声』欄に掲載された。「マニュアル車を復活させよ」という、51歳の高校教師の意見投稿(5月7日付)だ。

〈MT(マニュアル)車にはAT(オートマ)車にない安全性がある。面倒なクラッチ操作だ。操作方法やタイミングを間違えればたちまちエンストする。わずらわしいが、これは大事な安全装置だ。「アクセルとブレーキを踏み間違えた」という事故の多くは、MT車ではありえない。(中略)メーカーは今できる策としてMT車を復活させてほしい〉

NPO法人高齢者安全運転支援研究会の平塚雅之事務局長は、この提案に同意する。
「AT車でペダルの踏み間違いが起こりやすいのは、例えば駐車場や高速道路の料金所などでお金を払う場面です。料金所の機械にお金を入れようと、運転席から身を乗り出す。
その際に、ブレーキペダルから足が離れてしまうと、AT車の場合、クリープ現象で前進してしまうので、慌ててブレーキを踏もうとする。このとき、右足の位置がずれているのに気づかずにアクセルを踏んでしまい、急発進して追突事故を起こします。

引用元;NEWSポストセブン
https://www.news-postseven.com/archives/20170518_550780.html

 


 

運転操作になんらかの問題がある場合、つまり、身体能力が衰えたり、免許取得直後で技術が未熟だったりした場合、MTとATでは次のような差があります。

  • MT・・・ミスは自分へ向かう(エンストや空走)
  • AT・・・ミスは他人へ向かう(暴走)

MTの操作の煩雑さは、安全運転への歯止めでもあるのです。
つまり、操作が難しく感じるということは、そもそも凶器を扱うだけのコンディションではないとも言えるのではないでしょうか。

大衆車のほとんどをMT車が占める欧州では、踏み間違い事故が少ないといいます。運転のラクさを取るか、歩行者など周囲の交通の安全を取るかという点で言えば、軽微なミスが重大事故につながりやすいAT車は、やはり少し考え直す必要がありそうです。

最低限のこととして、発進時のクラッチペダルの役目を果たす仕組みは必要になるでしょう。何人もの命を簡単に奪う凶器を扱う訳ですから、その動かし始めは、ドライバーが明確な意思を持っていないと動かせないようにするべきです。信号待ちで突然、持病などによりドライバーが意識を失っても動き始めてしまう車というのは、人の意思に歯向かって攻撃してくるロボットのようなもので、「しつけ方」として間違いがあるのではないでしょうか。人を傷つけるだけのエネルギーがある道具は、やはり人間の意思だけに反応するものでなければいけません。その意味で、現状のAT車の設計には疑問符がつきます。

もっとも、これだけAT車が普及している現在ですから、高齢者やリスクの高いドライバーなどに向けてMT限定の免許を新設するなり、既存のAT車に抜本的な設計変更を加えるなりしていかなければなりません。ひとたびAT車が暴走すれば、被害を受ける歩行者や店の中にいる客などは、明らかに弱者になりますから、ある種の危険物を扱う許可であるという、免許の本来の意味を鑑みた対策が取られることを強く希望します。

 

▼MT車専用サイト
教習所では教えない[MT車を 3日 で完全攻略する裏技]

mt_coverpage1.jpg mt車攻略マニュアル

MT車・AT車に関するこちらの記事も合わせてお読み下さい。

 

 

 

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AT車は、アクセルとブレーキの踏み間違い事故を起こすことがあります。これは高齢者だけではなく、若者でも、プロドライバーでも、誰でも踏み間違える可能性を秘めているのです。そして、踏み間違いによって事故が発生すると、死傷者が出る人身事故や、重大事故につながりやすいのが特徴です。なぜなら、構造上、AT車と踏み間違いは、切ってもは切れない関係にあるからです。

※ここでは2ペダルのトランスミッションを搭載した車すべてを、総称してAT車としました。

このことを詳しく見る前に、まずはMT車についてみてみましょう。MT車での踏み間違い事故はあまり聞きません。踏み間違える可能性ももちろんありますが、もし踏み間違えても、重大事故になる前に停止してしまうのがその理由です。

では、MT車の運転環境は、どのような設計になっているのでしょうか。


●MT車のシフト、クラッチの特徴


  • 直観的;前進はレバーを前に、バックはレバーを後ろに
  • 視覚を占有しない;ノールックでも手で触るだけで今何速なのか分かる
  • 動力断絶;不測の事態や、何か不具合があれば、左足をとにかく振り下ろす
  • 緊急動作;ブレーキ故障で緊急停止したい場合は左足でクラッチ、左手でニュートラル、左手でサイドブレーキの3系統
  • 意識付け;緊急装置でもあるクラッチの存在を意識づけるために定期的に操作を要求する
  • 動作確認;ギアを間違えたかどうかは、半クラした時点でわずかに進むので分かる

 

ひとつずつ見ていきましょう。

・直観的;前進はレバーを前に、バックはレバーを後ろに
シフトノブを操作するとき、一般的な5MT車の場合、前進するならレバーを左に動かしてから、前に入れます。バックの場合は、レバーを右に動かしてから、後ろに入れます。これは、前に進むなら、ギアを前に。後ろに進むなら、ギアを後ろに、という動作であり、人間の直観と一致させてあります。したがって、停止状態から発進するとき、進行方向を間違えてギアを入れてしまう確率が低くなっています。

・視覚を占有しない;ノールックでも手で触るだけで今何速なのか分かる
教習所でも習う通り、MT車でギアを入れる場合は、ギアを見る必要がありません。最近では、メーターパネル内に現在、何速ギアなのかを表示する車種もありますが、基本的にそれも見る必要がありません。なぜなら、左手で探れば、今何速ギアなのかはすぐに分かるからです。ニュートラルになったかどうかも、シフトノブを左右に揺すればすぐに分かります。この設計のおかげで、たとえ目を瞑っていても(実際はあり得ませんが)、今何速なのか分かりますし、ギアチェンジしたり、ニュートラルに戻したりすることができるのです。

・動力断絶;不測の事態や、何か不具合があれば、左足をとにかく振り下ろす
クラッチペダルは、動力の切断を担います。つまり、エンジンが掛かっている間は、常にエンジンは回転してる訳ですが、それを常にタイヤに伝えていたら、ブレーキを踏んでタイヤが停止した場合、一緒にエンジンも停止(エンスト)してしまうことになります。これを防ぐために、低速時に動力を断絶する役割としてクラッチペダルがあります。そして、これは、ミスや故障などの緊急時の動力断絶システムとしても働きます。とにかく、何か問題があれば、左足を振り下ろせば、加速はしないのです。

・緊急動作;ブレーキ故障で緊急停止したい場合は左足でクラッチ、左手でニュートラル、左手でサイドブレーキの3系統
クラッチペダルを踏むだけでなく、ギアをニュートラルにすることによっても、エンジンの動力は伝わらなくなります。さらに、サイドブレーキを引くことによっても、リアタイヤに弱い制動力が掛かります。このほか、万一暴走仕掛かっても、2速など低いギアにしてクラッチを徐々につなげば、エンジンブレーキによって減速させることができます。

・意識付け;緊急装置でもあるクラッチの存在を意識づけるために定期的に操作を要求する
クラッチペダルが緊急装置であるとはいえ、その存在を忘れてしまっていては、いざという時には操作できないでしょう。しかしMT車では、ギアチェンジごとにクラッチペダルを踏みますので、左足を踏めば、動力が切断されるということが、いやがおうにも意識づけられます。これにより、MT車を運転する人であれば誰でも、緊急時は左足でクラッチペダルを踏むという咄嗟の動作ができます。

・動作確認;ギアを間違えたかどうかは、半クラした時点でわずかに進むので分かる
発進時、1速に入れたのかバックに入れたのか、うっかり忘れてしまったとしても、完全に発進する前の半クラッチの時点で、どちらに進むかを車の動きで確認できます。もし前進と後退を間違えていたら、そのままクラッチを踏み込めば動力は伝わりませんので、すぐ止まれます。

 

MTの歴史というのは、そのまま自動車の歴史でもあり、100年近く前の設計にも関わらず、ここまで考えられた設計となっています。

一方で近年、踏み間違い事故をよく起こしているAT車についても見てみましょう。

●AT車のシフトの特徴

・直観とは違うレバー操作
ハイブリッド車など一部の車種では、シフト操作をするのに、前側に倒すとバック、手前側に倒すと前進というシフトパターンを持つ車があります。また、従来型のシフトレバーでも、Rは前の方にあり、Dは手前側にあるものがほとんどで、直観とは逆になっています。

・目視確認が必須のギアポジション
ハイブリッド車では、ギアを入れてもシフトノブが元の位置にすぐに戻ってしまうため、シフトを見ても現在のギア位置は分かりません。メーターパネルにあるギアの印を目視確認することが必要になります。

・動力切断は1系統、普段は使わない
AT車にも動力切断の方法はあり、Nのポジションにするとエンジン動力は断絶されます。しかし、RとDの切り替えの合間に通り抜けるだけのポジションであり、普段意識することがありません。Nポジションを使うのは、けん引される時など、特殊なタイミングに限ります。

・ギアを間違えたかどうかは動かすまで分からない
ギアを入れても車体の動きがないため、実際に少し走らせてみないと分かりません。特に段差や砂利の道では、ブレーキを緩めてクリープするだけでは進まず、アクセルを踏み込まないとどちらに動くか体感できません。メーターパネルにあるギアの印を目視確認することが、やはり絶対的に必要になります。

・何もペダルを踏まなくても、クリープ現象が起こる
従来のATのように、流体クラッチなどで動力の切断を行い、発進マナーとしてはクリープさせる車種がほとんどです。このため、アクセルペダルに軽く足を乗せても、ブレーキペダルに軽く足を乗せても、ほとんど同じ動きをするため、踏み間違い事故の遠因となっています。


このように、AT車の方が後から開発されたにも関わらず、二重三重の安全対策、いわゆるフェイルセーフ(間違えても事故につながらない仕組み)の考え方が見られません。したがって、必然的に踏み間違い事故が多く発生してしまう訳ですが、ドライバーとしては何かしらの対策を取る必要があるでしょう。

一番簡単な方法は、クセづけによって、踏み間違いを防ぐことです。これはAT車に特有のクリープ現象によって、踏み間違いのきっかけが作られてしまっている現状があるため、右足を置く位置に一定のルールを持つという対策が有効になるはずです。詳しくは、

アクセルとブレーキの踏み間違い事故

をご覧ください。

もうひとつは、テクノロジーを使うことです。有名なナルセペダルや、オートバックスが発売している踏み間違い防止システムを導入することです。これによって、ある程度のミスは防げるはずです。

何よりも最初に必要なのは、踏み間違いが起こるメカニズムを知り、しっかりと対策を取っておくことでしょう。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故が、近年多発しています。
その理由は、認知機能に問題のある高齢者ドライバーが増えたことと、AT車が増えたこととが大きく関係しています。

先進安全技術として、レーダーブレーキ(自動ブレーキ)が普及しつつありますが、それでも不十分ではありません。なぜなら、バックで暴走する事故もかなり発生しているにも関わらず、後退中は自動ブレーキが(現状では)効かないからです。また、レーダーやカメラでの認識能力の限界もあります。コンビ二などの店舗では大きなガラス面となっていることが多いため、障害物と認識できる確率は完璧とは言えません。

まずは、踏み間違いの事故事例として、下記の記事を引用します。

 

●クルマ環境の変化

storm 080828 #1高齢者が免許を取得した時代とは運転を取り巻く環境も大きく変わってきています。その一つに、生産される自動車の主流がマニュアル車からオートマチック車になってきていることがあります。高齢者の多くはクラッチを自分で踏んでつながなければ動かないマニュアル車で免許を取得しています。しかし、最近はメーカーがマニュアル車をほとんど製造しておらず、買い替えの際、乗り慣れないオートマチック車を購入せざるを得ないことがあります。運転感覚の違いを身につけないままハンドルを握ることでとっさの操作を誤り、大事故につながるケースが相次いでいます。

二〇〇六年一二月。土曜日の朝でした。諏訪湖に近い長野県茅野市の郊外で、佐久間健三さん(七九)=仮名=はマイカーに妻(当時八〇歳)を乗せ、自宅から三キロ離れた行きつけの大型スーパーに向かいました。ちょうど売り出し日の開店直前で、買い物客が列を作っていました。佐久間さんは車を頭から駐車場に入れ、先に妻を降ろして自分も降りようとしました。ふと見ると、止めた車の前輪は車止めまでだいぶ離れています。「もう少し、前に動かそう」。これが悲劇を生んでしまいました。

一般的なオートマチック車では、エンジンが掛かっているときにシフトレバーをドライブモードに入れると、アクセルペダルを踏まなくても車が前に動き出す「クリープ現象」が起きます。佐久間さんはアクセルを踏まないのに前に進んだため、慌ててブレーキペダルを踏んだつもりで、アクセルを踏み込んでしまったのです。

車は目の前に並んでいた買い物客の列に突っ込み、駐車場には悲鳴と怒号が響き渡りました。四人のけが人の中には、三歳の少女もいました。そして佐久間さんの妻は車の下敷きとなり、約一時間半後に病院で死亡が確認されました。自分の運転する車で、五〇年以上連れ添った妻を死なせてしまった佐久間さん。事件後、やつれた表情で幾度となく繰り返しました。「優しい妻でした
二人で全国をドライブし、もっといろんな所に行こうと話していたのに。乗り慣れたマニュアル車だったら・・・・。」

佐久間さんは一九六三年に運転免許を取って以来、ずっとマニュアル車を運転し、無事故だったといいます。しかしこの事故を起こす二ヵ月前、初めてのオートマチック車に買い替えていました。買う車を選んだとき、自動車販売店に「オートマチック車しか生産していない」と説明されたためでした。新車に乗ってすぐに、佐久間さんは物損事故を起こしてしまいました。その修理が終わるまで、販売店は同じくオートマチックの代車を用意してくれました。その代車で、死亡事故を起こしたのです。

日本の市場に最初のオートマチック車が登場したのは一九五九年、トヨタ自動車が商用車「マスターライン」にオプションとして導入したときです。その後、運転操作が簡単なオートマチック車は人気を呼び、二〇〇五年の国内乗用車販売台数のうち九六.六%を占めています。シフト操作を楽しめる一部のスポーツ車などを除くと、今やマニュアル車を選べない車種の方が多くなっています。

駐車場でのオートマチック車の暴走事故は、佐久間さんのケースだけにとどまりません。宮城県では二〇〇七年四月、病院の駐車場からバックで車を出そうとした八三歳の女性が運転操作を誤り、パニックでブレーキを踏むつもりがアクセルを踏んでしまいました。車は急発進して隣接する公園に突っ込み、公園のベンチで昼食を食べていた二五歳のアルバイト女性に背後から激突。女性は間もなく亡くなりました。

本来ならば乗りやすいはずのオートマチック車。でも長年マニュアル車を運転してきた高齢者にとっては、こうした危険が潜んでいることを認識する必要があります。そこで、買い換えではじめてオートマチック車を運転するような場合は、自動車学校のペーパードライバー講習などを受けるといいでしょう。多くの公安委員会指定教習所では、すでに免許を持っている人向けの有料講習を行っています。独自に高齢者向けの講習を開催している所もあります。

引用元:岩波ブックレットNo.176「高齢者ドライバー」
※写真は引用者による 

 

この事故事例からも分かる通り、AT車はイージードライブを可能としている反面、技術がなくても発進~エンジンの最大回転まで動かせてしまうという怖さがあります。

アメリカの事例では、何と犬(運転手の飼い犬)が、ドライバー不在の間にAT車を運転してしまったという事例もあります。結局物損事故程度で済んだ模様ですが、誰でも運転できることは「誰でも運転できてしまう」ことでもある訳です。

これをもっとも簡単に解決するのは、一定の年齢以上のドライバーに対して「MT車」を義務化することでしょう。MT車では、意図してある程度集中しないと発進することさえできません。ミスの際は、クラッチという動力遮断装置も備わっていますので、とっさに誤動作も防げます。万が一暴走したとしても、手動でシフトアップしていかない限りは、その車の最大スピードを出すようなことにはなりません。さらに、MT車にはボケ防止の効果もあるという研究もあります。

高齢ドライバーの免許返納がなかなか進まない、という話も耳にします。認知症を発症しているにも関わらず、家族が説得しても「俺は大丈夫だ」と聞かない方も結構いるそうです。こうしたケースでも、MT車を義務化することによって、運転ミスによる安全性も上がることが期待されます。AT車に乗ろうがMT車に乗ろうが、ミス発生の数自体は同じかも知れません。しかし、ミスが引き起こす被害の重大さは、AT車の方が現状では大きいのです。

☆サイト:アクセルとブレーキの踏み間違い事故


またもアクセルとブレーキの踏み間違えによる痛ましい事故が発生しました。

ニュース記事によれば、コインパーキングから車道に出ようとした際の踏み間違い事故ということです。従って、よくあるコンビニなどの店舗に突っ込んだ形ではなく、車道へ勢い良く飛び出て、対向車線まで一気に突っ走ってしまった形です。



姫路市勝原区熊見で女子高生に車が突っ込む事故、6人重軽傷

17 日 16 時半頃、兵庫県姫路市勝原区熊見のコインパーキングから出ようとした車が付近を通っていた自転車に乗っていた女子高生をはねる事故があり、兵庫県警は車を運転していた、団体職員で小野田元治容疑者( 65 )を過失運転傷害容疑で逮捕したと発表した。

この事故で高校 1 年生の女子生徒と車を運転していた小野田容疑者が顔や腕を骨折する重傷を負い、さらにほかの女子高校生 3 人と、軽乗用車を運転していた 46 歳の女性が軽傷を負うなど 6 人が重軽傷を負った。

県警の調べに対し小野田容疑者は「 自転車に驚いて誤ってアクセルを踏み込んでしまった 」と供述しており、当時の状況や事故の詳しい原因を調べている。

引用元:日刊時事ニュース 2015年4月18日 写真はイメージです

→ブログサイト「アクセルとブレーキの踏み間違い事故

 


 

この現場ではおそらく、コインパーキングから車道に出るまでの間に「歩道(プラス自転車道)」があったものと思われます。

このようなロードサイドの店舗は日本中によくあるのですが、自転車のことが頭にないドライバーをしばしば見かけます。いったん車道近くまで車を進めないと、道路に合流するための「車の流れ(切れ目)」が目視できないためか、ノーブレーキで歩道を横切るドライバーが多いのです。

本来であれば、歩道の手前で一時停止(それも完全停止です)して、その後徐行しながら車道近くまで行き、車の流れを確認。そして合流する、というのが正しい手順です。

そして、ここまでの手順で車道に入るまでの間は、AT車の場合「クリープ現象のみで進む」ことを習慣づけなければいけません。つまり、右足はブレーキペダルに乗せたままの状態で一時停止、徐行と進めます。

この事故のケースでは、おそらくアクセルを踏んでしまっています。もしくはアクセルに足を乗せたまま進んでしまっています。その結果、不意に現れた自転車に驚き、とっさにそのまま足を踏んでしまい、大事故を起こした訳です。

人は、とっさの瞬間には単純な動作しかできません

ペダルから足を離してサイドブレーキを引くなどという冷静な行動は、誰であろうと到底できないでしょう。そのためにも、車道に合流完了するまでは、ブレーキペダルに足を乗せていないといけないのです。

まとめると、本件のケースは次の2つのミス(悪い習慣)が重なってしまったために起こった事故だといえます。

  1. 歩道の手前で一時停止しなかった
  2. 徐行時にアクセルペダルの上に足を乗せていた

この手の事故は、習慣づけで確実に防ぐことができます。そして、こうした習慣づけのためにはAT車の特徴も知っておく必要があります。

事故を未然に防ぐための情報には、ぜひ貪欲になってください。

いざというときの備え:事故対応マニュアル

AT車(オートマ車)によるアクセルとブレーキの踏み間違え事故は、時折ニュースでも報じられます。一般的には高齢者に特有の事故だと思われがちですが、実際にはそうでもなく下記のニュースのように10代の若者にも起こりうる事故です。


女性巡りトラブル...少年、男性を車ではね逃げる

 愛媛県警松山東署は30日、トラブルになった男性を車ではねて殺害しようとしたとして、松山市内の飲食店従業員少年(19)を殺人未遂と道交法違反(無免許運転)の容疑で逮捕した。

 男性は全身を打ち軽傷。少年は無免許運転は認めたが、「ブレーキとアクセルを間違えた。殺そうとしたわけではない」と殺意を否認しているという。

 発表では、少年は16日午前6時40分頃、松山市三番町の市道で、乗用車を無免許で運転して市内の飲食店従業員男性(35)をはね、殺害しようとした疑い。

 男性とは直前に、現場近くで少年の知人女性などを巡って口論になり、立ち去ろうとした男性を背後からはねたという。乗用車は近くの電柱に衝突し、少年は車から降りて逃走。ブレーキ痕は確認できなかった。

出典:Yomiuri Online 2014年05月31日 (www.yomiuri.co.jp/national/20140531-OYT1T50026.html)


この事故の特徴は、容疑者が無免許の未成年であること。そして、直前にトラブルがあったということの2点です。

ここで着目したいのは、トラブルの方です。なぜなら、このトラブルのように、心理面の異常がきっかけとなりアクセル・ブレーキの踏み間違え事故に繋がるケースが非常に多いからです。

確かに、容疑者の少年が無免許で未熟だったため、単純ミスを起こしたとも取れます。また、「ブレーキとアクセルを間違えた。殺そうとしたわけではない」という供述も、殺意がないことを強調して減刑を図ろうとする、いわば「方便」である可能性もあるでしょう。

しかし、事故のきっかけとして、他の多くのアクセル・ブレーキの踏み間違え事例と符号する状況であることは間違いありません。

普段はペダルの位置を間違えることなどない人が、その時だけ間違えてペダルを踏み込んでしまう。その大きな原因は心理面の動揺から来るものであることを知っておいた方がよいでしょう。例えば、駐車場での車庫入れ操作中に誤ってとなりの車と接触してしまい、そこで焦りが生じて、すぐに復帰しようとしてペダル操作を誤ってしまう、というのが典型的なケースです。コンビニに突っ込んでしまうような事故に多いのもこのケースで、何らかの小さなミスが引き金となって、それをリカバリーしようと焦るから、大きな事故につながってしまう訳です。

アクセルとブレーキの踏み間違え事故


心理面の変化が、事故に繋がりやすいという点はShift-UP Clubの教材で解説しているところですが、上記の例などは特に注意が必要な場面です。

精神的に取り乱している状況というのは、いわば「居眠り状態」「酩酊状態」とさほど変わりなく、運転にふさわしい状況とは言えません。法律的に罰則があるのは酩酊状態を排除するための、いわゆる「飲酒運転」だけですが、実際には上記の例のような場合も運転するべきではありません。

これから免許を取得しようとする皆さんは、車が「走る凶器」であるということを忘れずに、コンディション管理の習慣を身に付けるようにしましょう。

●クルマ恐怖症に負けない、最強メンタル術

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冊子版 6,400円(税込・送料別)

 

 

クリアファイル入り。教習直前まで、確認しながら使うことができます。

AT車のアクセル・ブレーキ踏み間違えが原因と思われる事故が相変わらず全国で発生しています。

下記はその一例ですが、我々ドライバーは、ATならではの特性を改めて認識する必要があるようです。

(前略)さらに店内を200メートルに渡って暴走したという点から、「止まる」ために必死で(ブレーキと間違えたアクセルペダルを)踏んでいたものと推測されます。

AT車のアクセル・ブレーキ踏み間違え事故の怖いところは、このようにキックダウンによる猛発進となってしまうところです。ドライバーの意図は止まりたいがためのペダル踏み込みであるにも関わらず、車の動きはパワーのある低いギアを引っ張って加速していく結果になります。もしMT車の場合、1速で踏み間違え(ブレーキのつもりがアクセル)に気づいて、ペダルを離すと、強いエンジンブレーキにより急減速します。一方でAT車の場合は、もし踏み間違えに気づいてペダルから足を離しても、自動的にシフトアップされるため減速することがありません。

その結果がこの事故のように、200メートルもの長い距離を暴走することに繋がったものと推測されます。


青森、イオン店内に車突っ込む 閉店後、200メートル暴走

 13日午後11時10分ごろ、青森県つがる市柏稲盛幾世のスーパー「イオンつがる柏店」に普通乗用車が突っ込み、店内を約200メートルにわたって暴走し柱や壁にぶつかった。店は午後10時に営業を終了していて、店内に客はいなかった。(中略)  同署によると、車は店舗出入り口の自動ドアを突き破り、食品売り場の通路を直進した上、店内を仕切るシャッターを突き抜け、陳列棚や壁に接触。  
引用元:共同通信  2014年05月14日14時31分


この事故を起こしたドライバーは30代の男性とのことです。これは、AT車のアクセル・ブレーキ踏み間違え事故が、高齢者特有の認知のミスによるものに限らないということをよく表していると思います。
引用元:アクセルとブレーキの踏み間違い事故


MTとAT車の違いとその仕組みを知っておくことは、このような事故を防ぐ意味でも大切です。

確かに「車はただの道具、移動のための手段でしかない」とも言えますが、免許を保有するドライバーは、その道具の知識を深めておくことが求められます。車は、ひとたび事故に繋がると被害は甚大なので、免許制となっている訳です。これから免許を取ろうとする教習生の皆さんも、ぜひ「自分には関係無い」と思わずに、車が動く仕組みについても理解を深めていってください。

AT車の踏み間違い事故が後を立ちませんが、やはり駐車場での事故が多いのが特徴です。店舗駐車場や自宅駐車場での事故が多いものですが、下記の記事ではマンションの敷地内で発生したもののようです。

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アクセル、ブレーキ踏み間違い事故:友人をはねる


10日夕方、横浜市のマンションの敷地内で、大学生の男が車を止めようとして友人の女性をはねる事故があり、女性はまもなく死亡した。 事故があったのは、横浜市金沢区のマンションの敷地内。警察によると、車の前にいた20歳くらいの友人の女性をはねた。女性は病院に搬送されたが、行犯逮捕した。

逮捕されたのは大学生・角田翔太郎容疑者(21)で、警察は、角田容疑者がアクセルとブレーキを踏み間違えた可能性があるとみて調べてい る。
http://www.news24.jp/articles/2012/10/11/07215614.html

以上、大変痛ましい事故のニュースです。アクセルブレーキのペダル踏み間違い事故というと、高齢者の事故というとイメージがありますが、この事例のように若い人でも起こりうる事故です。単に不注意が原因の単純な事故ではなく、踏み間違い事故はAT車の構造的問題に起因します

AT車に乗る時は十分にクリープ現象を理解して、足を載せているペダルを意識して車庫入れをするように気をつけましょう。
※写真はイメージです。

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