高速道路のサービスエリアで踏み間違い事故が発生しました。
駐車しようとした所でペダルを踏み間違えたという、踏み間違い事故の典型例と言えます。被害は、焼き鳥店のプレハブ建物が破損したということです。
このページの内容
サービスエリアの焼き鳥店に車突っ込む 関越道
埼玉県の関越道上りの高坂サービスエリアで、74歳の男性の運転する車が屋台に突っ込みました。男性は「ブレーキとアクセルを間違えてしまった」と話しています。
4日午前8時30分すぎ、埼玉県の関越道上りの高坂サービスエリアで「乗用車が屋台に衝突した」と通報がありました。警察によりますと、74歳の男性が車をサービスエリアの駐車場に止めようとしたところ、歩道上にあるプレハブ型の焼き鳥店に突っ込んだということです。この事故で、焼き鳥店の一部が壊れました。サービスエリアには多くの利用客がいましたが、けが人はいないということです。男性は「ブレーキとアクセルを間違えてしまった」と話しているということです。
テレ朝news 2019年5月4日
74歳の高齢男性ということですが、AT車を運転する以上、こうした事故は年齢に関わらず起こり得るということを認識しておかなければいけません。そして、統計的にも駐車場で前進とバックを繰り返している最中に起こりやすいというのも明らかになっています。
Pレンジに入っているうちに、ペダルを目視して間違いないかを確認する。しっかりブレーキペダルを踏んでからギア操作する。思い通りのギアになったかを、メーターパネルのギアポジション表示を目視することで必ず確認する。こうした手順を遵守しないと、いずれ踏み間違いを起こすことになります。
なおMT車では踏み間違い事故は起こりません。もし、踏み間違えても、クラッチを踏めばよいからです。クラッチペダルは、いつでも任意に動力を遮断できる物理的なレバーです。これほど安全な設計はありません。