マクドナルドの店舗に車が突っ込むという事故が発生しました。事故原因は記事では明らかにされていませんが、おそらくAT車によるアクセルとブレーキの踏み間違い事故だと考えられます。

突っ込んだのは初心者ドライバー マックの店員重傷
高校を卒業したばかりの初心者ドライバーの車が店に突っ込みました。
警察によりますと、11日午前10時半ごろ、18歳の男性が運転する車が福井県鯖江市にあるマクドナルドの壁に突っ込みました。警察によりますと、駐車場で運転操作を誤り、急発進したとみられています。この事故で店の中にいたパート従業員が足の骨を折る大けがをしました。男性は高校を卒業したばかりの初心者ドライバーだったということです。

テレ朝news 2020年3月11日

当事者は免許を取って間もない初心者ドライバーだということで、よくある高齢者特有の認知や判断の遅れによる踏み間違い事故ではないようです。しかし、AT車では老若に関わらず踏み間違いミスを犯してしまう素地があります。実際に、当サイトでも何度かご紹介している通り、バスやタクシー、パトカーでさえも踏み間違い事故を起こしていて、プロだからと言って踏み間違えないということではありません。MTでも踏み間違える可能性はゼロではありませんが、すぐにクラッチペダルを踏んだり、ニュートラルにしたりする習慣がありますので、重大事故につながる確率はほとんどありません。つまり、安全装置の役割を果たしている訳です。

AT車でもサポカーが増えていますし、サポカー限定の免許も創設され、一見対策が進んでいるように見えますが、効果は疑問符が付きます。実際、踏み間違いサポート機能付きの現行型プリウスが踏み間違いで突っ込んだ事故を、当サイトでも数件記事で紹介しているように、駐車場のポールなど、想定されていない障害物であれば突っ込んでしまう可能性は高いです。