佐賀県でアクセルとブレーキの踏み間違い事故が発生しました。
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「アクセルとブレーキ間違えた」コンビニに車 4人けが

15日朝、佐賀県伊万里市のコンビニエンスストアに乗用車が突っ込み、店内にいた客1人と従業員2人、それに乗用車を運転していた50代の男性の合わせて4人が軽いけがをしました。警察によりますと、運転していた男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているということです。
15日午前7時すぎ、佐賀県伊万里市のコンビニエンスストア「ファミリーマート伊万里二里店」に乗用車が突っ込みました。

警察によりますと、この事故で店にいた19歳の客の男性と43歳の男性従業員、それに26歳の女性従業員の合わせて3人が、事故の衝撃で倒れてきたものや割れたガラスで軽いけがをしたほか、乗用車を運転していた長崎県川棚町の58歳の男性会社員も首に軽いけがをしました。

当時、店内には、このほかに10数人の客がいたということですが、けがはありませんでした。

警察によりますと、運転していた男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているということです。

また、乗用車は事故の直前、国道からコンビニエンスストアの駐車場に入る際に、ほかの車に後ろから追突されたということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。

テレ朝News 2018年6月15日 12時33分

この事故は、いわゆるコンビニエンスストアでの典型例というよりも、「リカバリーへの焦り」からきた踏み間違い事故だと考えれらます。

「リカバリーへの焦り」は当サイトでたびたび指摘している、心理面から引き起こされるミスです。まず最初に、小さなミスやイレギュラー事象が発生します。突如このような、平時とは異なる状況に陥ると、「早くこの状況から脱したい」「一刻も早くリカバリーしたい」という心理が働きます。正常な判断を下しにくいこの状況からは、さらなる大きなミスにつながってしまうことが良くあります。つまり、最初の小さなミスで終わらず、さらなる大きなミスへと連続的につながってしまうのです。

例えば、コンビニから出ようとギアを前進(D)に入れます。ところが、実際にはギアは後退(R)になっていて、アクセルを踏むと車が後退します。意図に反したこの動きに、パニックになり、「リカバリーへの焦り」が働きます。すぐにブレーキを踏んで、事なきを得ようとする訳です。しかし、正常な判断・正常な動作はできませんから、右足で踏んでいたアクセルペダルを、思い切り踏んでしまいます。これによって店舗に突っ込んでしまうなどの大きなミスへとつながる訳です。

今回の事故では、コンビニに入る際にほかの車から追突された、と報道されています。追突されたのであれば、このドライバーのミスではなく、後続車のミスだということになりますが、平時とは違うイレギュラーが発生したという点では、最初の小さな事象だと言えます。ここでおそらく、「リカバリーへの焦り」が発生したのでしょう。コンビニ駐車場に入りかけていたこの車は、グッとブレーキを掛けるつもりが、アクセルを踏み込んでしまい、店舗に突っ込んでしまったものと思われます。

リカバリーへの焦りは、誰にでも起こりうることで、防ぐことは困難ではありますが、過去記事でもご紹介しているとおり、対策がない訳ではありません。