駐車場からの発進で踏み間違い事故が発生しました。被害者は2名ですが、死亡者はいない模様です

歩道に車、70代母と娘重傷 山形、72歳男逮捕

 13日午後2時10分ごろ、山形市本町1丁目の市道で、駐車場から出てきた乗用車が直進し、市道を越え、反対側の歩道に突っ込み、同市五日町、無職、東海林とし子さん(71)と娘の無職、大友里美さん(45)をはねた。

 2人は頭を強く打つなどして重傷。山形署は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、現場近くに住む乗用車の宗教法人職員、佐藤善一容疑者(72)を現行犯逮捕した。

 同署によると、車は駐車場から左折して市道に出ようとしたところ、そのまま直進し、市道を横切り歩道に突っ込み、東海林さんらをはねた。調べに対し佐藤容疑者は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と供述している。同署で詳しい事故原因を調べている。

産経新聞 2019年5月13日

AT車のペダル踏み間違い事故で最も多いのは駐車場内ですが、今回は駐車場に関係するものの、駐車場から出る際に発生した事故です。記事から推測できるのは、駐車場から出ようとして、左折する前に車道手前まで出てブレーキを掛けようとしたところ、実際にはアクセルペダルを踏んでいたため、踏み間違えたということでしょう。AT車では、アクセルペダルの上に足を軽く乗せていても、ブレーキペダルの上に足を軽く乗せていても、まったく同じ動きをします。そう、クリープ現象が原因です。踏み間違い事故には、様々な要因が複合的に関係してきますが、このクリープ現象も間違いが発生する原因のひとつなのです。