東大阪市で、不可解な動きをした上での踏み間違い事故が発生しました。
ドライバーは60代の男性だそうです。下記の記事をご覧ください。
このページの内容
商店街で乗用車が暴走、2人軽傷
29日午前10時ごろ、大阪府東大阪市神田町の商店街で、乗用車が約30メートルにわたって暴走し、歩行者の80代の男性と接触後、アーケードの支柱に衝突した。東大阪市消防局によると、歩行者の男性は頭部打撲の軽傷。運転していた60代の男性も軽いけがをした。
大阪府警枚岡署の調べに対し、運転手の男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話している。
同署によると、男性運転手は商店街のアーケードの入り口付近で車を止め、警察官が移動するよう注意。車はいったん後退した後、前方に急発進し、男性に接触したという。
引用元:共同通信 2015年 11月 29日
ニュース記事によると商店街を30メートル暴走して、歩行者を轢いた後アーケードの市中に衝突して止まったようです。
この暴走の前に、ドライバーは警察官に注意を受けていて、これがトリガーとなった可能性があります。
このブログで何度も指摘している通り、小さなミスがトリガーとなって、重大な事故へと連鎖的につながるのが踏み間違い事故の特徴です。おそらくこのドライバーは、警察官からの注意を受けて「早く復帰しなくては」というリカバリー心理が働いていたものと思われます。この小さな動揺が、きっかけとなって正確さよりも「早く復帰しないと」という気持ちに囚われて、踏み間違い事故へとつながったのでしょう。
このような動揺の連鎖、ミスの連鎖を避けるためには、このリカバリー心理というものが存在すること、自分自身がそれに陥っていることを認識することしかありません。最初の小さなミスの後に、何らかの形でワンクッションを置くことで、このようなミスの連鎖は避けられるのです。