藤枝市の薬局で4人が死傷する事故が発生しました。
加害者は64歳の男性で、被害者は店舗関係者だったようです。事故が意図的でなければ、間違いなくオートマチック車のアクセルとブレーキの踏み間違い事故でしょう。
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薬局に車突入、女性従業員ら引きずり4人死傷
2日午後3時15分頃、静岡県藤枝市前島の薬局に乗用車が突っ込み、店内にいた50歳代の女性従業員が死亡し、店長と従業員計3人がけがを負った。
藤枝署は車を運転していた男(64)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕した。
同署や地元の消防本部によると、50歳代の女性従業員は搬送先の病院で死亡が確認され、このほか、女性従業員2人が重傷、男性店長もけがを負ったという。
乗用車は店に突っ込んだ後、女性らを引きずったという。
引用元:読売新聞 2016年2月2日
記事によると、店舗に車が突っ込んだあと、被害者を引きずったとありますから、事故後もしばらくアクセルを踏み続けたことが想像されます。
ブレーキのつもりで間違えてアクセルを踏んだ場合、ドライバーの感覚としては「ブレーキが壊れた」「車が止まらない」となります。この状態で、何とかしなければと思う(リカバリーへの焦り)と、より強い力でブレーキ(と思っているペダル)を踏まなければいけない、となってしまいます。
「認知の歪み」+「リカバリーへの焦り」が「AT車の特性」と掛け合わさると、この事故のような重大な死傷事故へとつながります。
なお、「認知の歪み」+「リカバリーへの焦り」が起こっても、もしMT車ならばエンストして終わりとなります。