タクシーもAT車、踏み間違いは起こる
アクセルとブレーキの踏み間違いによる、タクシーの暴走事故が入ってきました。
場所はJR大阪駅のタクシー乗り場です。
まずニュース記事をご覧ください。
JR大阪駅でタクシーが暴走 女性が車避けて軽傷
30日午後2時半ごろ、大阪市北区のJR大阪駅南口改札前のタクシー乗り場で、タクシーが駅の柱に突っ込んだ。
大阪府警曽根崎署などによると、近くにいた70代女性が車を避けようとして転倒し、足に軽傷。目撃者によると、タクシーは別の車数台にぶつかりながら前進し、柱に衝突して停止した。タクシーの運転手がアクセルとブレーキを間違えて踏んだ可能性がある。
現場近くの飲食店の40代の女性店員は「当時は人通りが多く、一歩間違えれば大惨事になっていたかもしれない」と驚いた様子で話していた。
出典:産経新聞 2014年07月30日20時43分
プロドライバーでも踏み間違いが起こる理由
報道によると、タクシー運転手がアクセルとブレーキを踏み間違えたのではないかということです。
アクセルブレーキ踏み間違い事故の多くの例に漏れず、この事故も一歩間違えれば大惨事になっていたかも知れません。いまやタクシーも大半はAT車(オートマ車)で、都市部に至っては90%以上がAT車という状況です。従って、プロドライバーであるタクシー運転手と言えども、一歩間違えればアクセルブレーキを踏み間違えてしまうということです。
このことは、「アクセルとブレーキの踏み間違えは、運転感覚が鈍ったお年寄りに特有のものだ」と考える多くの方にとって、反芻となる出来事ではないでしょうか。運転を仕事として、日常的にオートマ車を操っているタクシードライバーでさえも、アクセルとブレーキを間違えるのです。これは、うっかりミスというよりも、構造的な問題だと言えるのではないでしょうか。
なぜ、アクセルとブレーキの踏み間違えを起こしてしまうのか。その心理的なメカニズム、いわばきっかけとなる「クセ」については、Shift-UP Clubサイトで紹介されています。
AT車を乗るうえでは、そのメカニズムを理解したうえで、間違えないためのクセをつけておくことが非常に重要だということが分かります。