車のアイドリングが下がらない、ハンチングする等の症状





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5)スロットル清掃完了、しかし事件が!?

自宅近くのゆっくり作業できる空き地で、お昼前からおもむろに作業開始です。
作業手順は比較的簡単です。

  • タワーバーを外す
  • ICを外す
  • ベルトカバーを外し、アクセルワイヤー固定クリップを外す
  • アクセルワイヤーのステーを外す
  • アクセルワイヤーを外す
  • スロットルボディのゴムカバーを外す
  • スロットルボディを外す(ボルト4本)
  • 清掃
  • 外したパーツを元通りに戻す


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写真のISCへの吸気ホースをはじめ、ICにつながっている吸気関係のホースをはずします。
写真のISCの右側にある太目のホースも外します


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写真中央のスロットルボディと、左の太いホースを外します。


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ISCの裏側はこんな感じ。ホースは事前にはずします。


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外したICは写真のようにゾンザイにせず(!?)丁寧に置いておきましょう。


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写真の、大きくU字型に這っているアクセルワイヤーをフリーにします。中央のステーをボルト2本外しせばOK。

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アクセルワイヤーのリンク部分は、割と簡単な仕組みでくっついています。ワイヤー自体を緩めれば、簡単に外せると思います。

25_2.jpg
外れました。なにやら汚れています。

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クリーニング液で拭くと、まるで墨のように・・・

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綺麗になりました!

今回のトラブルのお陰で(!?)インタークーラー外しは手慣れてしまいました。スロットルボディに被さっている筒状のゴムカバーをコジリながらはずして、スロットルを露出させます。スロットルボディを取り外すにはアクセルワイヤーを外す必要がありますので、アクセルワイヤーを緩めるために、固定クリップを外し、ステーを外します。スロットルボディを外すとガスケットがポロッと取れるかと思いきや、インマニにべったり張り付いていました。換えを用意していなかったので、このまま再利用します。

スロットルのインマニ側を初めて目視しましたが、かなり汚れています。キャブクリーナーを吹き付けて、歯ブラシ(柔らかめ)でゴシゴシこすって布に取ると、真っ白い布が真っ黒になりました。まるで習字の墨汁かと思うくらい・・・。この様子だと、インマニ内はカーボンで真っ黒ですね。気が済むまでキャブクリーナーと布で掃除し、かなりさっぱりしました。

ここで、せっかくICを外したので、クラッチペダルのギコギコ音対策に、清掃&グリスアップをすることにしました。今考えれば、こんな余計なことを考えなければ良かった・・・。


インプレッサの場合、ICを外すとクラッチレリーズシリンダーと、レリーズフォークが見えるので、点検や作業ができます。クラッチペダルから古いドアの軋み音のようなギコギコ・キーキーなるのが気になっていたのですが、これは、レリーズフォークからの異音だと思われました。

そこで、クラッチレリーズフォークのゴムブーツを外し、ミニLEDライトで暗くて見えない内側を照らしながら、掃除することにしました。道具は、歯ブラシとブレーキクリーナー。最後にCRCを吹き付けます。

中を覗くと、かなり汚れています。細かいカスだらけといった感じで、これでは異音が出るのも頷けます。LEDライトは落とさないようにストラップを指に引っかけ、ブレーキクリーナーを吹きかけては歯ブラシでゴシゴシを繰り返します。少しフロント側にはクラッチカバーが見えます。ここには液を垂らさないように注意します。そして、注意しながらCRCをレリーズフォーク部のみに吹き付けて無事完了。と思ったら、ポロッという感触がありました。目をやるとCRCの赤いストロー状のノズルが外れて、レリーズフォークの横に落ちていました。「あらっ」と思わず口走りながらつかもうとしますが、手では届きません。ペンチやプライヤーで挟もうとしますが、ギリギリ届きません。

うーん。少し考えながらマイナスドライバーにガムテープを粘着面だけ取り付けて、「トリモチ」のように取ろうと考えました。中に慎重にドライバーを入れて赤いストローにくっつけて、上に持ち上げると・・・。さらに奥に落ちてしまいました。「カビ~ン」もう絶対取れません。針金を伸ばしてつっこんだり、ガムテープを長く伸ばして垂らしたり、ブレーキクリーナーで勢いよく吹き付けたりしましたが、全く反応がありません。うまいこと下から落ちてくれないかな、と下周りを確認しますが、赤いノズルは全く見あたりません。

どうしたものか。レリーズフォークを少し手で動かしてみますが、奥に移動したまま動かせません。車の室内から、クラッチを何度か踏んでみようと思い、運転席に乗り込みます。すると

「ペコッ」

クラッチペダルが軽く奥まで入ってしまいました。そのままペダルは戻ってきません。「ガビ~ン(2度目)」えーっと。クラッチが使えないと車は進まないよな。ということは今日はこのまま動けないってこと?まてよ、この場所は駐車場でも何でもないから、もしかしてレッカー移動!?だんだん血の気が引いていくのを感じます。

とりあえず落ち着いて、試しにエンジンを掛けてみようと思い、バラしたパーツを元通りに組み付けました。恐る恐るエンジンを掛けると、ふつうに掛かりました。そこで、奥に引っ込みっぱなしのクラッチペダルは、やはりそのまま踏み切った状態で、これ以上踏み込めません。そこで、クラッチペダルを手で手前に引っ張ってみました。すると「スコッ」と手前に勢いよく戻ってきました。アレレ??ペダルを踏んだり戻したりすると、全く問題なく動作します。何だったんだろう・・・。レリーズフォークを手で動かしてから、ペダルを踏み込んだのが悪かったのか。とにかく戻って良かったです。ちなみに、今回のようにクラッチペダルが奥まで行ってしまい、戻ってこないトラブルは、油圧切れが多いようです。クラッチのリザーバタンクは液がフルですし、マスターシリンダーもスレーブシリンダーも液漏れはなさそうです。やはり、たまたまクラッチ側から手で動かしたのが悪かっただけのようです。

とは言え、CRCのノズルが吸い込まれたままであることには変わりません。恐る恐る運転しましたが、特に違和感はなく、問題はなさそうに感じます。本で確認したところ、インプレッサのクラッチハウジングは、下側は隙間のような穴が開いていて、その下にサポートフレーム(メンバー?)があるため、その上にノズルが落ちている可能性がありそうです。というか、そう思いたい^^);; フレームの上に落ちたのなら、走行には特に影響なさそうです。今度下回りに潜る機会に確認してみたいと思います。

なおクラッチペダルの異音に関して、後で気づきましたが、やはりというか何というか、CRCでは完全に役不足です。普通はクラッチレリーズとレリーズフォークの稼働部分には純正のグリースをベッタリと塗るべきで、CRCではすぐに効果が切れてしまうようです。これは今後の課題です。


さて、無事走行(自走?)できることを確認して、改めてボンネットを開けます。スロットルワイヤーを確認しがてら、リンク機構部分を手で動かしてみます。するとエンジンは手の動きに連動して問題なく回りますが、その後なかなか回転が落ちません。「ムムム?」スロットルいじりで、何か問題が?少しイヤな予感がしましたが、リンク機構部分をもう少しいじくってみます。すると、スロットルを閉じ方向へ手で押さえてやると、アイドリング回転まですんなりと落ちます。

「えええ!?アイドリングの落ちが悪いのって、もしかしてコレが原因!?」


実際、アクセルワイヤーステー部分で、締め付けを緩くすると、問題なくアクセル回転は戻ります。

もしかすると、本当にスロットルのアクセルワイヤーを締めすぎていただけかも知れません。もしそうだとすると何とも単純な!!単純すぎて拍子抜けも良いところです。

回転が上がってしまう現象が発生している時に、アクセルワイヤーをいじってスロットルを開いたりしたことは何度もありますが、閉じる方向に動かしたことはありませんでした。灯台元暗しとはこのことです。つまり、仮説としては、こんな感じです。

仮説1)
アクセルワイヤーがきつく締め付け過ぎていて、戻るか戻らないかのギリギリに位置になっている。エンジンが暖まってくると、若干だけ戻らなくなってしまう。
→この場合、アクセルワイヤーをさらに緩く調整すればよいはず

仮説2)
スロットルボディのリンク機構部分が渋くなっていて、戻り方向に戻らない。エンジンが暖まり始めた時だけちょうどこの動きの渋さが出てしまう。
→この場合、スロットルを良く調べてみてグリスアップしたり、必要があればスロットルボディを交換しなくてはいけないかも知れません。

仮説3)
スロットル付近の吸気パイプにゴミやカーボンなどの異物が付いていて、エンジンが暖まった頃に丁度スロットル付近に移動してきて、スロットルを閉じた時にゴミが引っかかってしまう。その結果微妙にスロットルを空けた状態にしてしまう。
→これは、現象が起こったときにリンク機構の部分をいじってアクセルを空けたり逆に閉じたりすればゴミが移動するので、直るはずです。


う~ん、どれもありそうなシナリオです。でも、アクセルワイヤーがきついだけでも、回転がなかなか落ちてこないということが分かっただけでも、ひとつ進展です。あと、考えてみれば上記1~3のどの場合でも、リンク機構を閉じ方向に手で押してみれば原因が分かりそうですね。

よし、いつでも現象よ、起きてみろ!と何となく根拠のない自信を持てた1日でした。


ところが翌日。
車を出して冷簡始動から暖気に入り、いつものように暖気アイドルアップを終了した危険な時間帯です。信号待ちから発信すると「うぉーん」。あっさりと現象発生です。

昨日のアクセルワイヤー調整は意味無いんかい!とちょっとガックリきましたが、すぐに空き地へ車を止め、ボンネットを開けて調べてみました。まずはアクセルワイヤを軽くはじいて回転を上げてみます。問題なく上がります。そして今度は逆に、リンク機構を手で押して、戻し方向にしてみます。すると、全く回転は変わりません。少しきつく押さえたり、スロットルを空けてから反動で閉めたりしても、全く高いアイドル回転に変化なしです。

う~む。困った。仮説1~3はすべて違いそうです。スロットルボディは綺麗に掃除したばかりですし、アクセルワイヤーも十分に余裕を持たせました。リンク機構が渋かったとしても、手で締め込んで回転が下がらないとなると・・・スロットルの問題ではありません。

何と、また振り出しに戻ってしまったような気分です。とりあえず、ガックリ来たのでこの日はさっさと帰って寝ることにしました(笑)。




その他の記事



▼参考にしている インプの本など

お馴染みの「オーナーズ・バイブル」シリーズ。GC8に関しても乗っていますが、アイドリング不調に関しては、ISCバルブのことが少し載っています。あとは吸気(O2)センサーのこととか。

インプレッサWRXオーナーズマニュアル (レッドバッジシリーズ (265))

こちらはDVD。一般的なメンテナンスとして参考になります。

究極!メンテナンスFOR SUBARU IMPREZA [DVD]





GC8インプレッサWRX&STi ver. (ニューズムック―オーナーズバイブルシリーズ)
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スバル・インプレッサGC8 (ハイパーレブ 74 車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイド) (ハイパーレブ―車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイドシリーズ)
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「アイドリング不調・自己診断ガイド」
「ホームページの日記記事では分かりにくい」とのご指摘がありましたので、
小冊子形式で主に行った自己診断の方法をまとめました。
問題の車両はインプレッサですが、他の車両にも判断基準として適用できる部分もあるかと思います。

「診断してもらっても分からなかった」
「費用がないので自分で何とかしたい」
という方は参考にしていただければ幸いです。

取り合えず調べてみるべき順番、DIYでできる範囲での対策をまとめてみました。

▼原因究明と対策
・現象の確認
・アイドリングがおかしくなる原因とは?
・症状の出方
・症状が出るきっかけ
・対策(センサー類、ECU、アクチュエータ)


■タイトル: 「アイドリング不調・自己診断ガイド」
提供: 小冊子ファイル
価格: ¥580(税込、送料・代引き手数料別途)


▼下記の要領でメールにてご注文ください
当方にて確認後、注文確認メールをお送りしますので、内容をご確認下さい。

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問題の車両プロファイル

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インプレッサWRX STI Ver4(GC8E)。古い車で、車種としてはA型~G型まであり、その年式ごとに代表的なアイドリング不安定の症状があるようです。A・B型はダイレクトイグニションであるため、熱害を受けやすいイグニションコイルの割れにより、プラグが被ったような症状のアイドリング不安定が発生。D・E型はアイドリングが高く固定される症状で、エンジンを切ると直るようなものが主。F・G型はエアフロが壊れやすく、アイドリングが上下するハンチング現象を発生。これらが起こりやすい症状のようです。 ...続きはコチラ




Japanese Stick shift car

TS3E0016.JPG

TS3E0020.JPG

V6010078.JPG

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メンテナンス:車の日常メンテナンス


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