トップページへ

AT限定免許とMT免許

車の運転のコツ » 05AT車とMT車 » AT限定免許とMT免許

MTが運転できる普通免許と、AT限定免許に関する会話がテレビで行われて話題になっていたようです。芸能ネタのような記事ですが、下記に引用してご紹介します。


・お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑さんがTBSの番組に出演し、AT限定免許を選択した理由について語った。

・相棒の岩井勇気さんから「オートマ限定は、やっぱりダサい」と酷評した。

・これに対し、澤部さんは「その考えが古くない?」と反論し、「だってマニュアルに乗れないんだよ?」と指摘されても「乗る必要がないから」「今は必要ない、あんなガチャガチャしなくてもいい」と話した。

・その上で、澤部さんが「話おかしくない?じゃあオートマでいいじゃん」とツッコんだが、岩井さんは「そこがつまんなさだよ、お前の。岩井派の勝利ですね」と勝ち誇った。

引用元;sirabee.com


この記事に対して、SNSでは賛否の声が上がっていた模様です。


・頭文字D読んでる奴くらいだろ
マニュアルに乗りたい奴って
・走りを楽しむにはマニュアル車的な風潮なんなの
・マニュアルはトラック以外乗らないな
今は多段AT増えたから昔みたいに燃費がいいとかメリットもないしね
・オートマとかゴーカートだろ
・9歳の無免許でも運転できるのがAT車


新車販売に占めるAT車率が非常に高くなってからしばらく経ちます。その影響もあってか、MTとATの根本的な違いも、教習所で周知されていないような印象があります。

まず、MTというのは、自動車の基本構造です。そして、ATというのは、代替手段としての位置付けにあります。

つまり、エンジンという内燃機関で駆動する自動車にいては、MTというのが最も基本的な駆動系の構造であって、これなしにはまともに走れません(トランスミッションのない極低速の乗り物ならあり得ますが)。

これに対してATというのは、MTの機構の一部を電動化して、より操作を簡略化したもの、ということになります。従って、CVTやDCTといったトランスミッションも広義にはATだと言えます。つまり、ATはバリエーションのひとつだ、ということです。

AT(トランスミッションの自動化)は無くても大丈夫ですが、MT(プリミティブなトランスミッション)は必要不可欠だ、ということなのです。

これは、運転免許の区分にも現れています。MT車とAT車を運転することができる免許を「普通免許」、ATのみを運転することができる免許を「AT限定免許」と呼ぶのもこのためです。

従って、車の運転を覚えようとするならば、まず普通免許を取得するというのが一般的な考え方だと言えます。エンジンで動く車の基本はMTであるからです。

最近では「近いうちに全部電気自動車になるんだからMTもATも関係ない」といった論調も見られます。確かにメディアでEV化についてかまびすしく報道されていますが、エンジンで動く車が無くなることはまず起こり得ません。

エネルギー効率が悪いEVは、利便性も劣りますし、何より使用できるエリアが限られます。世界には毎日のように停電が発生するような、発電・送電インフラが未発達な地域の方が圧倒的に多く、そうしたエリアでも自動車は使われています。自動車の供給国が、こうした事情を無視してすべてを電気自動車にすることは考えにくく、時間を掛けていずれは、複数燃料を使用できる自動車の開発が進むでしょう。内燃機関も、それを駆動するMTも残っていくのです。

こうした事情から、依然としてMTの操作を学ぶことは意義があることです。免許を取得する段階になったら、普通免許のコースで取得することをおすすめします。

このページ『AT限定免許とMT免許』をメールで送る

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ