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雪道や悪路ではMT車

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豪雪地帯や悪路では駆動方式において四駆の車が人気ですが、トランスミッションに目を向けると業務用で使われる車ではやはりMTが好まれます。この理由は主に2つあります。

まず、AT車にはついていなクラッチペダルが挙げられます。クラッチペダルは、エンジンの力をタイヤに伝えるのが役割ですが、ペダルの踏み具合に依存する、というのがポイントです。ペダルを一気に上に持ち上げれば急激にタイヤが駆動しますし、逆にジリジリとゆっくり上に上げれば、ゆっくり駆動し始めます。つまり、無段階で駆動力が調節できるということ。さらに、この動力の伝達具合は、左足の動きと完全に連動していて、タイムラグはありません。このため、タイヤが路面を掴んだかどうかを感じながら、ペダルを細かく調節できる訳です。

もう1点は、ギアポジションを自由に選べる点。1速というのは発進用であり、雪道などでは駆動力が強すぎることがあります。ここで、MTならば2速にギアを入れてクラッチを調節すれば、駆動力を弱くできます。それでも強すぎるようならば、3速や、場合によっては4速で試してみることもできます。いわゆるパドルシフトのATでは、このように3速や4速からの発進を受付けないモデルも多い中で、MTは手動ならではのメリットがあると言えるでしょう。

なお、AT車の場合はスノーモードなどがありますが、MTのような無段階での柔軟な調節はできません。テクノロジーを駆使したローンチコントロール、つまり路面とタイヤを監視してスリップしないようにオートマックに駆動力を調節するシステムは、まだまだ高級車の一部に限られますので、MTで安価に済ませるのは現実的です。また、タイヤグリップに対するドライバーの感度も高まりますので、運転を上達させる上でも非常に有用です。

この他にも、エンジンブレーキのダイレクト感など、MT車のメリットは依然として幅広いものがあります。下記の記事をご覧ください。

 

◆早めにスピードを落としレンジダウン
日本ではオートマチック・トランスミッション(AT)の人気が高く、AT車以外は乗らないというドライバーも多いようです。でも、スノーロードは別です。状況に合わせて細かくコントロールできるマニュアルトランスミッション(MT)の方がよりスムーズで安全なドライブが可能です。雪道でのオートマチックトランスミッションの最大のウィークポイントと言えるのが、エンジンブレーキの効きが弱いことです。ブレーキングでタイヤがロックしやすいスノーロードでは、特に下り坂などでエンジンブレーキが大きな効果を発揮します。ところが、AT車の場合はその効きがあまり期待できないので、どうしてもフットブレーキにウエイトをおくことになりがちです。ですからAT車にはアンチロック・ブレーキシステム(ABS)が不可欠と言えます。 AT車でエンジンブレーキをうまく使おうと思ったら、Dレンジホールドではなく、レンジダウンするドライビングが必要です。高速走行時にはオーバードライブ(OD)スイッチをOFFにすればある程度のエンジンブレーキが期待できます。また4速ATなら2レンジにダウンして走ります。このときにエンジン回転が合っていないと、ダウンしたとたんに急激なエンジンブレーキがかかり、タイヤがスリップしてしまうので要注意です。この辺りは、クラッチでコントロールできるMT車との大きな違いです。コーナーの手前では早めにスピードダウンし、的確な速度でレンジダウンすることが必要です。

◆ATでほしい2速発進モードとホールド機構
~2速発進でスピンがなくなる~
すでにオートマチック車はスノードライブにあまり適していないということを述べましたが、2速発進が可能なスノーモードや各ギアをホールドできるホールド機構は、それを補うメカニズムと言えるでしょう。滑り易い路面での発進を考えた場合、Dレンジの1速発進では駆動力がかかりすぎ、すぐにホイールスピンしてしまいます。マニュアルミッション車では、1速でスタートしても半クラッチをうまく使うなどすれば駆動力をかなりキメ細かくコントロールすることができるのですが、オートマチック車の場合はそれができません。クリープ現象をうまく使う手も考えられますが、フラットな場所や下り傾斜ならばそれで十分に動きだせますが、上り傾斜がきつくなるとそれも無理です。そこで威力を発揮してくれるのが2速から発進できるこのシステムです。これなら1速ギアほど大きな駆動力をかけずにスタートできますから、ホイールスピンも抑えられます。AT車にはぜひ欲しいメカニズムです。

★MT車並みのドライビングも可能
特にホールド機構の場合は、スノーロードでのオートマチック車の最大のウィークポイントともいえる、エンジンブレーキの効きの悪さもある程度は補ってくれます。通常のDレンジでは、滑り易い路面状況に合わせてアクセルをゆっくり踏み込んでいくと自動的に高いギアに変速されてしまいますね。そのため、例えば下り坂などエンジンブレーキを期待したい時にその効果が得にくいわけです。
ところが、ホールド機能がついていれば2速、3速とマニュアルミッションのようにある程度はギアを固定できるわけです。ですからスピードよりもエンジンブレーキを期待したい下り坂などでは、非常に便利なわけですね。慣れてくれば例えば3速から2速にシフトダウンして、より強力なエンジンブレーキをかけるというような、状況に合わせたマニュアルミッション的なドライビングも可能です。でもオートマチックはやはりオートマチック。自動的に変速してくれる便利さがある反面、コントロールできる範囲は少ないので、慎重さが必要です。

引用元;雪だって大丈夫!スノードライブ徹底マスター
JAF出版社・島田親吾

 

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