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将来のトランスミッションはMTがトップシェア

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日本では新車のほとんどが2ペダル車となり、MT車は探すのが難しいほどの現状となっています。このことから、2ペダル車こそが新しくて優れた技術であり、MTは古い懐古趣味的なものである、という論調すら見られます。

ところが、世界的には事情が全く異なります。トランスミッションのトップシェアはMTであり、今後20年以上の間もトップシェアはMTであり続けるというのが専門家の予測です。つまりAT車を中心とした2ペダル車が過半数を占めるのは、日本や北米といった一部地域に過ぎず、「ガラパゴス」現象のひとつとも言えます。

ドイツ・ベルリンでの自動車関連シンポジウムでの発表を元にした、モーターファン別冊の記事を、下記に一部引用してご紹介します。


 


10年後でも年間約5000万台のMT需要があるという予測は、ごく当たり前に存在する。この点も忘れてはならない。』

 

世界の変速勢力図では、まだ主流はMTである
(中略)
変速機シェアでまず特徴的なことは、MT(マニュアルトランスミッション)車販売台数が15年実績と25年予測とでほとんど変わらないことだ。全体の3分の1強は8年後もMTという予測である。
(中略)
結論を言えば、2025年でも変速機の世界的最大勢力はMTであり、ステップATとDCT、そしてCVTが相応の分担をする。』

引用元;モーターファン別冊

 


 

この通り、世界では確かにMTが主流であり、今後もそれは続くということです。ではなぜ、日本では「面倒くさい」と考えられることも多いMT車が、世界では好まれるのでしょうか。それは、第一に、「燃費とパワーが、2ペダル車よりも優れる」という点が挙げられます。

 

●トランスミッション平均効率

MT 92%~97%
DCT 90%~96%
AT 79%~87%

※DCTは乾式のもの。湿式のものはさらに効率が落ちる。

 

上記のように、主な機構がMTと同じであるDCTは、かなりMTに迫っていますが、MTを超えることはありません。上記にはありませんが、CVTはさらに落ちます。ではなぜ、ATやCVTの方が、燃費が良いとされているのか。これには、燃費試験のカラクリがあり、詳しくは触れませんがカタログ燃費が良く見えるような特性があるからです。実燃費では、上記のトランスミッションの平均効率が高い順、つまりMTが最も燃費が良くなります(ただしMTはドライバーの技量に依存します)。さらに、トランスミッションの平均効率は、出力、つまりパワーにも大きく影響を及ぼします。同じ条件の同じ車種で、ATとMTがあるなら、MTの方がパワーがあることになります。

このほかにも、軽量さや整備性の良さなど、MTには多くのメリットがあり、トランスミッションの完成形として選ばれるべき理由がある訳です。
MTに乗るべき20の理由

さらには、上記で紹介したモーターファン別冊でも特集されていますが、MTにも新たな技術がどんどん投入されてきています。先進安全技術とも相性の良いMTというのも開発されつつあり、さらなる進化を遂げる見通しです。


このような状況を俯瞰すると、免許はやはりAT限定ではなく普通免許を目指すべきではないでしょうか。教習所ではMTコースを選択しておくことによって、将来海外に赴任することになっても、教習所にもう一度通い直す必要はなくなります。「運転技術が求められるから、MTは不安だ」という声も耳にしますが、むしろその「技術を学ぶ」ために教習所に通う訳ですから、しっかり学んでおけば全く問題ありません。汎用性の高いMTも乗れる普通免許を、ぜひ目指しましょう。

 

▼MT車専用サイト
教習所では教えない[MT車を 3日 で完全攻略する裏技]

mt_coverpage1.jpg mt車攻略マニュアル

 

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