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EV(電気自動車)が爆発炎上・中国

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自動車産業では、EV化への圧力が押し寄せています。とくに米中欧が徒党を組んで、自動車メーカーだけでなく国を挙げてEVを推し進めています。国際環境会議であるCOP2Xや、SDGsという脱化石燃料の意識付けを一般市民に迫る取り組みなどで、国や市民の囲い込みも進んでいます。

人間が地球環境に与える影響がどの程度なのかについては、研究者の間でも諸説ある中でも、このまま突き進む様相です。一方を支持する論説を前提として、それがあるものとして解決策を推し進めていくというのは、歴史的にも繰り返されてきた、あくまでも政治的な動きです。

EVにおいても、ガソリン車に比べて革新的に新しく便利になる、という類いのものではありません。このため、メディアが煽るほど急速には普及が進んでいないのが現状です。

むしろ、普及よりも先に、問題点が明らかになっていることが知れ渡っています。下記に記事を引用します。




【中国】自宅マンションで睡眠中に下の階でEVバッテリーが爆発 一家5人全員が死亡 「悲劇が起き続けている」

北京の通州市にある集合住宅が火災に見舞われました。 現場の写真を見ると全体が火災の煙で煙っていました。生存者の中には、「午前3時に大きな音がして、大量の煙の匂いがした」と、その夜のことを振り返る人もいます。起きてみると火事が起きているではありませんか。火災の原因はすぐに究明されました。3階に住む住人が、EVのバッテリーを室内に持ち込んで充電していたところ、爆発したのでした。

バッテリーの爆発後、火はすぐに4階のバルコニー、5階の寝室とリビングに広がりました。もともと4階と5階に住んでいたのは、祖父祖母、父母、そして10歳の小さな娘という家族でした。

3階の住人は事故後すぐに逃げ出しましたが、上階の5人家族は眠りから覚めませんでした。そう、何の罪もない家族の5人全員が殺されました。このようなニュースを読むたびに心が痛みます。

さらに恐ろしいのは、中国ではこのような悲劇が起こり続けているのに、それを止める風潮がないことです。

遼寧省のある地域では、5歳の息子を公園に連れて行く準備をしていた母親がいました。母子が入り口に向かって歩いていると、脇に停めてあった3台のEVのうち1台が突然爆発しました。爆発の瞬間、母親は無意識のうちに子供をかばい、自らも負傷してその場で死亡した。 息子さんは何度も蘇生しましたが、やはり怪我で亡くなりました。

北京市大興区では、EV三輪車を充電して4階建てのビルから出火し、18人が死亡、24人が負傷しました。深センのある地区ではEVが突然ショートして火災となり、生後7ヶ月の女児を含む母娘が死亡しました。
https://www.163.com/dy/article/GNVQ85EF05343O43.html



記事にあるように、バッテリーそのものの問題や、使用者がバッテリーの取り扱いを誤ったことによる問題などが混在しているようです。

従来の鉛バッテリーだけでなく、スマホなどに搭載されるようなリチウムを使ったバッテリーなど、高密度なものが登場しています。これは技術革新が進んでいる証拠であるとは言えます。しかし、取り扱い上の注意点という意味では、従来と大きく変わるものではありません。

具体的には、極端な高温に弱い、低温に弱い、衝撃に弱い、といった基本的な性質はどのバッテリーでも同じです。また塩分を含む水もご法度です。この辺りは、もっとも身近な乾電池でも特徴は同じです。バッテリーの補機である、充電制御部分も進化しているとはいえ、完全ではありません。過放電で短寿命化してしまうのはもちろん、過充電で事故となるリスクも依然として存在します。

ガソリン自動車のように、エンジンおよびガソリンを、一般の使用者がまったく触れないような状況なら問題はないでしょう。しかしEVの場合は、運用の仕方によっては記事にあるように、使用者が誤使用をして事故となるリスクを孕みます。また、水害時などの冠水によって水没してしまった場合のバッテリーの状況なども未知数です。

この他にもEVには、インフラ面や歩行者保護の問題、燃料充填時の使い勝手の面などさまざまな問題があります。政治的な枠組みだけで突き進むのではなく、記事にあるような、起こってしまった事故を教訓として、慎重に開発していくことを期待します。

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