トップページへ

電気自動車(BEV)の利用者は伸び悩み

車の運転のコツ » 09運転ブログ » 電気自動車(BEV)の利用者は伸び悩み

近年BEV(Battery Electric Vehicle)、いわゆる純粋な電気自動車が世界の自動車メーカーから発売されています。日本のメーカーからも、複数のBEVが登場していて、軽自動車でもモーターで駆動する車種が登場しています。こうしたニュースを見ていると、ガソリンエンジン車から一気にBEVへとシフトしていきそうに思えます。しかし、実際には一筋縄ではいかないようです。下記の記事をご覧ください。


■EVの利用者は伸び悩み

パーク24は電気自動車(EV)の利用に関するアンケート調査を行った。EVを運転したことがある人は全体の2割にとどまり、レンタカーやカーシェアリングでの利用が多いと分かった。EV購入に関しては「価格が手ごろになったら」や「充電ステーションが増えたら」などの意見が多かった。

同社の新規会員のうち、カーシェアリングなどのサービスを利用した人を対象にインターネット上で調査した。調査期間は2月16~22日で、有効回答数は6940人。

EVを運転したことがあるかを尋ねたところ、全体では「ある」が17%で「ない」が83%だった。「ある」の割合を年代別に分析しても、20代以下は17%、30代が14%、最も割合の高い50代でも18%と年代にかかわらず2割に満たなかった。

EVの運転経験がある1158人に運転した場面を複数回答で尋ねたところ、「レンタカー」との回答が27%で最も高く、「カーシェアリング」(24%)が続いた。「家族や友人・知人から借りた」と「自家用車」はともに12%で、自家用車としてのEV利用はまだ広まっていないと分かった。

EVを所有していないと回答した6910人に「電気自動車がどのようになったら購入するか」尋ねたところ、「価格が手ごろになったら」の38%が最も高かった。「購入するつもりはない」の22%、「充電ステーションが増えたら」の18%が続いた。同社では5年以上前から同様の質問を聞いているが、価格の低下をEV購入の条件に挙げる人が多い状況は変わっていないという。

引用元;日経 2022年5月10日


まず印象的なのは、レンタカーやカーシェアといった、一時利用のような場面でも、BEVを運転した経験がわずか17%しかないということです。BEVの車種がそれなりにラインナップされている現状にあって、この数字はいささか寂しいものです。とくに運転感覚としては、日本で多く普及しているプリウスを筆頭としたHV(ハイブリッド車)にかなり似通っていて(モーター駆動モード時)、乗り換えの際の障壁は少ないと思われるにも関わらず、この数字が低迷しています。これは、EV自体の魅力度が高いから注目されているのではなく、政治的にEVが推し進められているから車種が増えている、という状況を示しているように思えます。つまり、お金を払って積極的に試し乗りをしてみよう、という機運を生み出せていないと言えるのではないでしょうか。

BEVの運転感覚はモーターのみの駆動となるため、特に街乗りにおいては有利に働きます。加速性能はガソリンエンジン車を上回りますし、トランスミッションがない分、段付き加速になるようなこともなくスムーズな乗り味です。また、静音性能はガソリン車の比ではなく、タイヤなどの駆動系以外の音は非常に小さいのが特徴です。しかし、これらはHVでも多くの場面で同様であり、BEVならではの要素としては、やはり使い勝手の部分に集中します。家庭で燃料補充(充電)できる、外出先で用事を済ませる最中に燃料補充できる、ガソリンよりも一般的に安価といったところが主な特徴です。しかし、こうしたBEVの特徴も、ガソリン車の燃料充填よりも時間が掛かる、ガソリン車よりも燃料容量が少ない(=頻繁に充填する必要がある)といったネガティブな面も相当印象が強いものです。また、高速道路のような高速度での巡行では燃費が悪くなる点や、冷暖房やその他車載電装品と燃料の食い合いになってしまう面も大きなデメリットとして認識されています。

こうしたことから、BEVはガソリン車の次の「正常進化版」というよりは、メリットとデメリットが入り組んだ、『使い勝手の不明なクルマ』というような捉えられ方をされていることが分かります。今後もBEVは政治的な意味合いを帯びながら、車種を増やしていくことが予想されます。そのため国からの補助金も続いていく、または増えていく可能性もあるため、徐々にシェアが増えていく可能性は高いですが、最終的に判断を下すのは購入者です。どのような流れとなるのか、興味深いところです。

近年BEV(Battery Electric Vehicle)、いわゆる純粋な電気自動車が世界の自動車メーカーから発売されています。日本のメーカーからも、複数のBEVが登場していて、軽自動車でもモーターで駆動する車種が登場しています。こうしたニュースを見ていると、ガソリンエンジン車から一気にBEVへとシフトしていきそうに思えます。しかし、実際には一筋縄ではいかないようです。下記の記事をご覧ください。
■EVの利用者は伸び悩み
パーク24は電気自動車(EV)の利用に関するアンケート調査を行った。EVを運転したことがある人は全体の2割にとどまり、レンタカーやカーシェアリングでの利用が多いと分かった。EV購入に関しては「価格が手ごろになったら」や「充電ステーションが増えたら」などの意見が多かった。
同社の新規会員のうち、カーシェアリングなどのサービスを利用した人を対象にインターネット上で調査した。調査期間は2月16~22日で、有効回答数は6940人。
EVを運転したことがあるかを尋ねたところ、全体では「ある」が17%で「ない」が83%だった。「ある」の割合を年代別に分析しても、20代以下は17%、30代が14%、最も割合の高い50代でも18%と年代にかかわらず2割に満たなかった。
EVの運転経験がある1158人に運転した場面を複数回答で尋ねたところ、「レンタカー」との回答が27%で最も高く、「カーシェアリング」(24%)が続いた。「家族や友人・知人から借りた」と「自家用車」はともに12%で、自家用車としてのEV利用はまだ広まっていないと分かった。
EVを所有していないと回答した6910人に「電気自動車がどのようになったら購入するか」尋ねたところ、「価格が手ごろになったら」の38%が最も高かった。「購入するつもりはない」の22%、「充電ステーションが増えたら」の18%が続いた。同社では5年以上前から同様の質問を聞いているが、価格の低下をEV購入の条件に挙げる人が多い状況は変わっていないという。
引用元;日経 2022年5月10日
まず印象的なのは、レンタカーやカーシェアといった、一時利用のような場面でも、BEVを運転した経験がわずか17%しかないということです。BEVの車種がそれなりにラインナップされている現状にあって、この数字はいささか寂しいものです。とくに運転感覚としては、日本で多く普及しているプリウスを筆頭としたHV(ハイブリッド車)にかなり似通っていて(モーター駆動モード時)、乗り換えの際の障壁は少ないと思われるにも関わらず、この数字が低迷しています。これは、EV自体の魅力度が高いから注目されているのではなく、政治的にEVが推し進められているから車種が増えている、という状況を示しているように思えます。つまり、お金を払って積極的に試し乗りをしてみよう、という機運を生み出せていないと言えるのではないでしょうか。
BEVの運転感覚はモーターのみの駆動となるため、特に街乗りにおいては有利に働きます。加速性能はガソリンエンジン車を上回りますし、トランスミッションがない分、段付き加速になるようなこともなくスムーズな乗り味です。また、静音性能はガソリン車の比ではなく、タイヤなどの駆動系以外の音は非常に小さいのが特徴です。しかし、これらはHVでも多くの場面で同様であり、BEVならではの要素としては、やはり使い勝手の部分に集中します。家庭で燃料補充(充電)できる、外出先で用事を済ませる最中に燃料補充できる、ガソリンよりも一般的に安価といったところが主な特徴です。しかし、こうしたBEVの特徴も、ガソリン車の燃料充填よりも時間が掛かる、ガソリン車よりも燃料容量が少ない(=頻繁に充填する必要がある)といったネガティブな面も相当印象が強いものです。また、高速道路のような高速度での巡行では燃費が悪くなる点や、冷暖房やその他車載電装品と燃料の食い合いになってしまう面も大きなデメリットとして認識されています。
こうしたことから、BEVはガソリン車の次の「正常進化版」というよりは、メリットとデメリットが入り組んだ、『使い勝手の不明なクルマ』というような捉えられ方をされていることが分かります。今後もBEVは政治的な意味合いを帯びながら、車種を増やしていくことが予想されます。そのため国からの補助金も続いていく、または増えていく可能性もあるため、徐々にシェアが増えていく可能性は高いですが、最終的に判断を下すのは購入者です。どのような流れとなるのか、興味深いところです。

 

このページ『電気自動車(BEV)の利用者は伸び悩み』をメールで送る

« 前の記事へ

トップページへ