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車の電動化、メリットとデメリット

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Mini_Cooper_interior_-_Tokyo_Motor_Show_2013.jpgのサムネール画像

現在、車のさまざまな部分が電動化されてきています。ひと昔前までは機械式で動作していたものが、どんどん電動によって制御されるようになってきています。油圧で動かしていたハンドルは、近年は電動で動くようになったため「パワステオイル」というものは無くなりつつありますし、アクセルペダルとエンジンのスロットルをつな いでいた「アクセルワイヤー」もほとんどの車で見られなくなっています。

電動化が進むことによって、部品点数が少なくなったり制御が楽になったり、価格が安くなるなど多くのメリットが享受できるようになりました。一方で、電動化が進んできたことによって新たな課題も見えてきました。これらのデメリットが、メリットよりも小さければ問題ないのですが、中期的には大きな問題となり得る点もあり、一気呵成にメリットのみを見て開発するのは危険です。

過去にはAT車が普及したことによって、車を運転できる人の裾野が広がった一方で、ペダルの踏み間違い事故という過去には起こらなかった重大事故が頻発するようになりました。このAT車の踏み間違い事故には、「簡単さ」というメリットのみを見てATの開発を進めた結果、見落とされた重大な設計上の盲点が、新たな種類の事故を頻発させるに至りました(※アクセルとブレーキの踏み間違い事故サイト参照)。これと同じような、設計上の問題点が散見されるのが、近年の電動化技術です。詳しく見ていきましょう。

まず、電動化が進んだ主なものを挙げてみます(時系列は順不同)。

すべての車が上記のように電動化されている訳ではなく、メーカーや車種によって対応は分かれています。それでも、今後のメインストリームとなる傾向は間違いなく、徐々に小型車や軽へも広がっていくものと思われます。

上述した電動化のメリットのうち、大きいのは製造上の理由と、制御の自由度の理由でしょう。つまり、部品点数を少なくより安価に、一定の品質を保ちやすいという作り手側のメリット。そして、全てのパーツを電子制御にすることによって、コンピューターによる統合制御がしやすいということ。これは将来的に自動運転を見据えると、必然的な流れと言えます。より多くのパーツの動きをコンピューターが把握できないと、高度な自動制御ができないからです。

このように、今後の「ロボット化」に向けて半ば既定路線と言える電動化ですが、これと反比例するように「人間の直感」との乖離が進んできています。

例えば、早い段階で登場したデジタルメーターをみてみましょう。プリウスなどではおなじみですが、現在の速度が数字で表示されます。いまこの瞬間に出ている速度を見るには、この数字を見れば確かに十分なのですが、その前後の連続性が分かりにくいという欠点がここにはあります。従来のアナログメーターでは、急加速なのか緩やかなのか、はたまた速度がブレているのかを、針の動きをみれば分かります。数字を読むのではなく、針の動きを見れば分かる訳です。これは、時計でも同じで、アナログ時計とデジタル時計でも議論されてきた点です。実は人間の目は、数字や文字を見るときと、針などの動きを見るときでは視野の広さが変わると言われています。小説を読みながら運転することが困難であるように、基本的に運転中は文字などに「注視」することは向いていないのです。この弱点を補う意味で、デジタルメーター搭載車は大きな文字で写したり、HUDなどを使ってなるべく視線を移動させないで済むように工夫はなされています。しかし、直感的なのはどちらかと言えば、やはりアナログメーターに軍配が上がります。上記リンク先で他の例も見てみましょう。

 

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