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バックサイドモニター・ミラー~目を酷使することに!?

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サイドミラー・カメラのデメリット

今後は、すべての鏡が車からは取り外されるかも知れない。そんな論調もあります。鏡は助手席のバニティ・ミラーだけになるかも知れません。カメラが高性能かつ安価になったことで、死角の多い鏡での確認ではなく、カメラで撮影している映像をリアルタイムでモニターに写したもので安全確認をする。これが、モニター・ミラーです。死角をすべてカバーするように複数のカメラを搭載して、360度すべてを死角なくモニターに写すことも可能です。確かに、この死角をなくすというのは非常に意義深いもので、いままで数多くの事故が、死角による認識不足のために発生してきたのは事実です。ただし、モニターの搭載方法を考えないと、体に無理を強いるものになり兼ねません。

ミラーの場合は、人間の目の焦点はミラーの先の対象物になるため、比較的長くなります。つまり、フロントガラスごしに前方を見ている時と、バックミラーで後続車を確認しているときとでは、焦点の距離はさほど変わりません。ところが、バックモニターの場合は、モニターが搭載された位置が焦点となるため、どんなにモニターを遠ざけても1m以内に焦点が合うことになります。前方を見るときは40m~100m程度までは目視をする中で、後方を確認したい場合には急に1m以内に焦点を合わせることになります。これは、視力の衰えてきた方にとっては酷な動きとなるはずです。

また別の視点で、ミラーとカメラモニターの違いを挙げると、ミラーは双方向、カメラは一方向であるということがあります。ミラーの場合、車内から外がミラー越しに見えるということは、外からもミラー越しにドライバーが見えます。機械が運転するのと違い、人間が運転する場合は、ドライバーの様子やその車の車内の様子も場合によっては確認して、次にどう動くかの予測に活用します。ところが、バックモニターの場合、一方向のみですので、車外から中の様子をうかがうことはできません。

このミラーとカメラモニターの問題ですが、どちらがベターかというよりも、本来ならば両方とも搭載しておき、片方が故障してもバックアップが存在するという状況にするのが、安全設計のセオリーです。ところが、コストや機能面、メンテナンス性ばかりに着目して、電動化へ突き進んでいるようなきらいがあります。特に、安全確認においては要になる機能部品であるだけに、ぜひ安全面を最優先した設計にすることを期待します。


車の電動化、メリットとデメリット

 

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