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【自動暴走車】テスラ自動運転の暴走

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【自動暴走車】テスラ自動運転の暴走

暴走族や暴走事故という言葉は聞いたことがあるでしょう。しかし、「自動暴走車」はどうでしょうか。これがいつの間にか誕生してしまっていました。日本での出来事です。

 

●テスラ社の自動運転車で初の「交通事故」 夫を奪われた妻の悲痛な叫び

事故を引き起こしたことで現行犯逮捕され、まもなく横浜地検が「過失運転致死傷罪」で起訴したのは、伊藤展慶被告(49)。彼が運転していたのは、米電気自動車大手・テスラ社の「モデルX」だった。

被告人側は、事故の原因が「自動運転自動車」の「暴走」にあると断じ、「無罪」を主張したのである。

「居眠り」はしていたが…

ご存知の通り、世界中の自動車メーカーやグーグルをはじめとするIT企業は目下、自動運転技術の開発にしのぎを削っている。なかでも、「鉄腕アトム」のようなSF作品に親しんできた日本人が、夢の次世代技術に期待の眼差しを向けるのは自然なことかもしれない。
また、今年4月に東京・東池袋の路上で87歳の男性が運転する車が暴走し、多数の死傷者を出すなど、高齢ドライバーによる痛ましい事故も後を絶たない。こうした悲劇をなくす意味でも、自動運転車の早期導入を望む声は高まるばかりだ。

しかし、冒頭の事故を巡る裁判では、そんな夢の「自動運転車」が、「暴走」の果てに人命を奪ったのではないか、という点が争われているのだ。

問題となった「モデルX」はアメリカの著名な実業家、イーロン・マスク氏が立ち上げたテスラ社製の車で、日本では2016年から販売が開始された。

自動運転の段階としては掲載表における「レベル2」に該当する。ちなみに、レベル3以上は現在、日本の公道では走行が許されていない。

テスラ社のHPではモデルXを〈史上最高の安全性と性能を持ち〉、〈ほとんどの状況下で作動する将来の完全自動運転に対応するハードウェアが搭載されています〉と紹介している。
今回、事故を起こした車両は、自動緊急ブレーキや、正面衝突警告システムに加え、「トラフィックアウェアクルーズコントロール」なる機能が作動する設定となっていた。これは、前方の車両と一定の車間距離を保ち、自動で追従走行する機能を指す。

櫻井さんの遺族によれば、被告人側の主張は概ね次のようなものだった。

・事故当時、被告人が居眠りをしていたことは認める。
・しかし、事故を起こす直前までは、居眠り運転でありながらクルーズコントロール機能によって安全に運転されていた。
・ただ、事故の2秒前にこの機能が故障。前方の障害物を認識しないまま加速する「暴走」状態に陥った。
・自動ブレーキも警告システムも全く作動せず、事故に至っている。
・被告人はアクセルもブレーキも踏んでいない。システムの故障が原因なので、被告人が起きていたとしても事故は回避できなかった。
――したがって、「被告人は無罪」というわけである。 

事故の直前に、テスラ車の前を行く車両が車線を変更しており、その際、前方の人影を感知できなかったテスラ車が、自動的に車間距離を詰めようとして加速した可能性もある。
さらに、被告人は事故の衝撃で目を覚ましている。つまり、事故当時のモデルXは、図らずも完全に人の手を離れた「自動運転」状態にあり、コンピューターシステムの「暴走」が事故に繋がったこと自体は否定しづらい。

事故直前のモデルXの車内では妻子のある被告人と、助手席にいた女性との間で次のような会話があったという。ゴルフ帰りだった2人の会話には、

〈君と一日中いちゃいちゃ、ベタベタしてられればいいんだけど〉
〈いやだぁ〉
〈川崎のいつものところで、いちゃいちゃして〉
〈夜には帰っちゃうんでしょ?〉
〈それなら、グランドハイアットに寄ってさ〉

などと、「男女の仲」を匂わせるやり取りが散見されるという。
睡魔に襲われた男を見かねて、女が〈起きて〉〈運転かわろうか?〉と問いかける場面もあったそうだ。

「被告人は彼女を“友人”と言い張っていますが、とてもそうは思えません。女性と浮ついた会話をした挙句、居眠り運転までしていたわけです。それでも、事故直後は居眠り運転を含め、全面的に非を認めていた。だからこそ、四十九日に届いたお花も受け取りました。それなのに一転して自動運転に責任をなすりつけ始めた。そもそも、彼が居眠り運転さえしなければ避けられた事故です。私たちの家庭をぶち壊しておきながら無罪を主張するなんて、同じ子供を持つ親として到底許せません」(櫻井さんの妻)
高速道路での居眠り運転が、重大な事故に直結する愚行であることは言うまでもない。だが一方で、彼女はこうも言うのだ。
「テスラの車でなかったら、夫は死なないで済んだかもしれない」
引用元;デイリー新潮


テスラの車でなければ、居眠り中に走り続けることは無かったでしょうし、もしアクセルを踏みながら寝てしまったとしても、ハンドルを直進には保てず自損事故になった可能性が大です。そもそも記事にある通り、半自動の運転機能が居眠りを誘ったとも言えます。

実際、自動運転ではない普通の車だった前走車は追突を免れています。それにも関わらず、ブレーキを全く踏まずに、速度を落とさずに追突して死亡させた訳です。この状況は、まさに自動暴走車と呼ぶべきものです。

人間のドライバーであれば避けられた事故を、自動運転システムは避けられなかった。この事実は重いものです。自動運転車の存在意義は何でしょうか?本当に必要でしょうか?人間が運転すれば済む話ではないのでしょうか。それとも、この事故の被害者は、技術を向上させるためのやむを得ない犠牲だとでも言うのでしょうか。もしもそういった開発態度であれば、人命軽視の自動車メーカーであると断定されても仕方がありません。そして人命を尊いものだとするならば、この事故をもって即刻開発を中止するべきでしょう。

マスコミの報道の薄さを見ると、世間の流れは前者、つまり人命軽視で、開発は進めた方が良いという意識が見えて恐怖を感じます。道路を使う全員に自動暴走被害のリスクが生じる訳です。「技術向上に犠牲はつきもの」と言っているその人本人や家族が犠牲になっても、同じ意見のまま通せるとは思えません。

人間には防げて、自動運転システムには防げなかったこの死亡事故をもっと採り上げ、開発姿勢を厳しく断じる必要があると考えます。

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