トップページへ

【中国】日本車はドイツ車よりも質が高い!?

車の運転のコツ » 09運転ブログ » 【中国】日本車はドイツ車よりも質が高い!?

390px-BMW_X1_xDrive25d_(F48)_-_Frontansicht.jpgのサムネール画像

日本では近年ドイツ車が販売シェアを伸ばしています。主にメルセデスベンツ・BMW・アウディ(VW)が国内の至るところにディーラー網を設け、国産メーカーに迫る勢いで登録車数を増やしてるのです。ドイツ車の特長は昔から言われる質実剛健さに加えて、最近では電子制御のテクノロジーを基幹部分やインフォテインメントの部分に積極的に取り入れていて、国産車よりもモダンで走行性能の高い車種が揃っていることに特長があります。

ドイツ車オーナーに限らず、日本国内でもしばしば議論になるのが、「ドイツ車と日本車はどちらが優れているのか」ということです。走行性能の評価に目がいく自動車雑誌や自動車評論家は、概してドイツ車を礼賛しがちです。日本でドイツ車を購入する層も、高級感に加えて上記のような質を求めてオーナーになっているのでしょう。この議論はなかなか解決をみず、不毛な話に終止しがちですが、中国でのこの話題がとても的を射ていたのでご紹介します。

 

中国の中古車業者はなぜ「日本車はドイツ車よりも質が高い」と言うのか

中国のポータルサイト・百度に15日、「どうしてドイツ車の質は日本車にかなわないとしばしば言われるのか」とする記事が掲載された。

記事は、中国の中古車業者が「ドイツ車の質は全体的に日本車に及ばないが、日本車にはドイツ車のような安定感がない」という話をしており、中古車市場ではドイツ車よりも日本車のほうが人気が高いと紹介した。

そして、日本車が中古車市場でドイツ車よりも人気が高い理由として、日本車はエンジン、変速機、サスペンションといった自動車の柱となる部品の製造において、ドイツ車よりも強みを持っており、長年乗っていても十分に高い信頼性が維持される点を挙げている。

その上で、日本人にとって自動車はあくまで外出の手段の一つであり、日本における自動車づくりは材料、部品、技術などさまざまな面において「いかに安定して長く乗ることができるか」を重視していると指摘。日本車に欧米の自動車のように豪華な装備がなかったり、強靭な走行性能がなかったり、サイズがコンパクトだったりするのは「そもそも日本人にそのような車を作る意思がないからなのだ」と評した。

一方で、ドイツ人は自動車づくりにおいてより良いデザイン、より進んだ技術、より良いドライブフィーリングを追い求めており、技術面において常に世界の先端を走っていると紹介。新しい技術を求め、積極的に取り入れることと引き換えに不安定さが増し、故障率も高くならざるを得ないのだとしている。

記事は、日本車とドイツは「どちらが良くて、どちらが悪いか」の関係ではなく、文化的な観点が異なるに過ぎないのだと説明。実際に両者の技術力には本質的な差はなく、製品の位置づけの違いによって技術の高低を論じるべきではないとの考えを示した。

引用元;サーチナ

 


記事が指摘している通り、一言でいえば「方向性が違う」というのが、日本車とドイツ車の違いです。そのため、どちらが優れているのかは、一概に評価することは難しいのではないでしょうか。記事では、文化的な違い、とされていますが、道路の違いがもっとも大きいはずです。ドイツは国全体が安定大地に位置していて、街とそれ以外がはっきりとしています。人々は仕切られたかのような街の中に住み、それ以外の場所は農地だったり未開発だったりして、基本的には人は住みません。そのような街を結ぶように高速道路網が巡らされ、街から街へは寄り道という考えは薄く、とにかく目的地の街まで急行するイメージです。こうした作りから、有名なアウトバーンが生まれるのでしょう。

一方で、日本は全体が火山帯であり、居住可能な面積は非常に少なく、火山から海に注ぐ河川が築いたわずかな平野に大半の人々が住んでいます。このため、居住地も農地も一体化していて、山あいにも居住地を開拓せざるを得ず、街と街の間に明確な「空白」はなく、だらだらとどこまで行っても集落がみられます。

こうした両国の違いから、おのずと車作りの方向性も変わってきます。ドイツでは、高速度で移動に耐える走行性能と、それらの通勤時間を快適に過ごせる車内空間を。日本では、信号待ちや渋滞での低速を前提とした小さな車を。さらに、日本では夏の酷暑と冬の豪雪の両方をカバーしなくてはならないための、耐久性を最重要性能として求められる事情があります。ちなみに、日本の夏の湿度の高さと、降雪地帯の積雪量は、どちらも世界有数です。

このような違いを見てみると、それぞれの車は、その国で使うのが合理的だというのが分かります。確かに、グローバルな時代に、国内だけではなく世界を見て自動車を開発しているというのはありますが、それでも基本となる設計はどうしても自動車メーカーの国内の事情が基準となります。ですから、「ドイツ車は壊れやすい」というのは、主に日本の過酷な気象のせいですし、「日本車の走行性能は低い」というのは速度域が非常に高い欧州だけでの話です。

このページ『【中国】日本車はドイツ車よりも質が高い!?』をメールで送る

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ