トップページへ

アプリに障害で走行不能な車

車の運転のコツ » 09運転ブログ » アプリに障害で走行不能な車

電気自動車メーカーの最先端を自認しているテスラに、新たな問題が発生しました。まずは、下記にその記事をご紹介します。




●テスラアプリに障害発生、世界中でテスラオーナーがEVに乗れなくなる現象発生

日本時間11月20日午前5時頃、テスラのモバイルアプリが突然利用できなくなり、世界中のテスラオーナーがEVにアクセスできなくなる現象が発生しました(キーカードは正常に使えたようです)。 

当初は米国内だけの問題かと思われていましたが、ほどなく韓国のテスラオーナーがイーロン・マスクCEOにTwitterで問い合わせ、それにマスク氏が「確認中」と返答、アジアおよび欧州からもロードサービスを呼んだり、スケジュール変更を強いられてしまったりしたテスラオーナーらのツイートがあふれす、世界規模での不具合であることがわかりました。 

この問題はテスラがアプリのアップデートを実施した際に、一部機能が実装に問題を抱えていたために発生したとElectrekは伝えているものの、マスク氏は原因をまだ掴んでいないとしているため、実際に不具合に至ったのがElectrekの言う通りかどうかは不明です。ただその後、事態は回復した模様で、Downdetectorを参照したところ20日正午ごろにはほぼ通常どおりにもどっているのがわかります。 

テスラに限らず、自動車もいまやインターネット接続性を備え、スマートフォンアプリやクラウドサービスに依存するようになっています。しかしネットワークに依存すると言うことは、それがダウンしてしまうと今回のようなトラブルが発生するのは避けられません。となると結局、アプリは便利ではあるものの同時にキーカードやリモコンキーは常に携帯しておくのが無難だということです。 

https://japanese.engadget.com/tesla-app-outage-215040143.html


この記事にある通り、きっかけはモバイルアプリの小さな不具合だったようです。しかし、その影響はテスラ車の販売網と同様、世界中に即時に及んだ模様です。

このような事象は、車を電動化する動きが始まった当初から言われていたものです。電動化したり、ネットに繋げたりすることで、自動車はもっと便利になる。これが開発の原動力でした。一方で、その負の面として、一ヶ所のトラブル発生が、全体に及んでしまう可能性がある。これは、情報をやりとりするだけのインターネット(WWWや電子メール)の世界であれば影響も限られるでしょう。しかし、自動車の電動化やネットワーク化というのは、即時に人命に関わる恐れがあります。この懸念が現実のものになりつつあることを、このニュースは教えてくれます。ちなみに、アメリカでは自動車の電動化、ネットワーク化だけでなく、銃の電動化、ネットワーク化も進んでおり、同様の懸念が生じていることも興味深い点です。

なお、この記事の結びには、便利なアプリでの施錠解錠だけでなく、物理的なキーカードやリモコンキーを携帯しておくよう呼び掛けています。ここで面白いのは、アプリ→リモコンキー→(物理的な)カギと進むほど、確かに不便にはなります。しかし、何らかのトラブルがあった場合に、素人でも対処できる可能性が上がる、という点です。赤外線を利用したリモコンシステムや、ましてアプリをその場でトラブルシューティングできる人はまずいないでしょう。しかし、物理的なカギに何らかのトラブルがあれば、わずかかも知れませんが、対処できる可能性はあります。このように、将来、自動運転を目指して電動化がすすめば進むほど、ドライバーにできる緊急対処法は少なくなってくるものと思われます。つまり、自分の命運を他人に委ねる割合が多くなるであろうということです。この方向性が正しいのかどうかは分かりませんが、今回のテスラの一件は、このことを社会に問いかけているようにも思えます。

このページ『アプリに障害で走行不能な車』をメールで送る

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ