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自動運転配達ロボが列車と衝突

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自動運転技術の開発競争が進んでいるなかで、欧米での小さな事故が一部で話題になっていました。自動運転されているのは車ではなく、配達用の小さなロボットです。記事を引用してご紹介します。


■配達ロボットが列車と衝突

欧米では配達用自動ロボットの運用が始まっている。ちょこまかと、荷物を積んで走っている姿はかわいくて、うっかり擬人化してしまいそうになる。

だが擬人化してしまうからこそ応援したくもなるし、アクシデントに見舞われると胸がチクチク痛んだりもする。

お客様の元へ、熱々のパスタ料理を運んでいた配達ロボットだが不慮の事故に見舞われてしまった。「早くお届けしなきゃ!」と焦っていたのか、貨物車両と衝突してしまう。

線路脇にいた仲間のロボットたちは悲劇の現場を目撃して、唖然としてるっぽく見える。

これらの小さな配達ロボットたちは、料理を顧客に届ける自走式の自律型デリバリーロボットだ。彼らは熱々のパスタを乗せて料理を運んでいたそうだ。

途中線路があったのだが、1つのロボットが生き急いでしまったようだ。左右確認を怠ってしまったようで、貨物列車と追突してしまう。

現場で撮影していた女性も、ロボットに感情移入しているようで「お~!おおぉ~!」と悲しそうに声を発している。

列車 vs 小型ロボット。その大きさの差は歴然である。ロボットはそのまま完膚なきまで押しつぶされ、火花を散らしながらこの世を去っていったようだ。

「ごめんね、ぼくがちゃんとしてなかったから、お料理を届けられなくてごめんね...」もし彼が最後に何かを語ったとしたらこう言っていたのかもしれない。とか想像してしまうあたり、私もすっかり感情移入してしまっている。

翌日、事故現場には仲間のロボットたちが、せっせと花束を運び追悼を捧げだ。

「あいつ、おっちょこちょいなところはあるけど、仕事熱心ないいやつだったんだよな」、「熱々のお料理を早くお客さんに食べてほしかったんだろうな」と、涙ながらに語っていたという。ってところまでは余裕で妄想できたよ。

日本は結構ロボットに対して愛着を持つ人が多いと言われている。自動配達ロボットが普及したら、応援したり励ましたり、一緒に悲しんだりする人も増えそうじゃん?私がそうだけども。

引用元;カラパイア
https://karapaia.com/archives/52317304.html


記事によると、自動配達のロボットが実験的に稼働している国が複数あるようです。日本でも大手外食チェーンなどが、外国製の自動配達ロボを導入したりして、少しずつ自動運転が身近になってきている印象があります。

現状では、自動運転の車両が稼働しているのは、記事にあるような配達ロボやレストランの配達ロボ、物流倉庫内での自動走行ロボなどのマイクロ車両に限られています。そして、ごく低速域で稼働している点が共通しています。これは、万が一人間と接触しても軽微な事故で済むという考えに基づくものでしょう。

これが、今後は車の自動運転ということになると、途端に危険性が跳ね上がります。衝突時の被害の大きさというのは基本的に質量と速度に依るものであり、記事のようなマイクロ車両と、車では質量も速度も比較にならないほど大きいからです。

車両を制御するプログラム部分はAIが肝となってくる訳ですが、ここの部分は車両がマイクロ車両であっても自動車であっても大きな差はありません。現状では記事にあるような、想定されていない事故があちこちで発生しています。大きなニュースにならず、引用した記事のように微笑ましい1シーンのように伝えられている理由は、人的被害がなく事故そのものも軽微だからです。

しかし、今後車に搭載する自動運転のプログラムが同じ不具合により事故を起こした場合は結果が全く異なります。大きな人的被害をもたらす可能性が高くなります。実際、現状では自動運転とは呼びがたい運転支援機能を搭載するテスラ車では、世界中で人身事故を起こしています。

テスラだけでなく、欧米や日本、中国の自動車メーカーでは、開発競争にのめり込むあまり、人命軽視の開発姿勢が見てとれます。もしこのままの拙速な開発を続ければ、いずれ市場からの信頼を失うのではないでしょうか。

記事にあるような、軽量なマイクロ車両を時速5~6km程度の速度で運用する。これを数十年間続けて、安全面においての信頼を勝ち取る。その間にさらに大きな質量や速度に耐えうる信頼度の高いプログラムを開発する。この順序が、もっとも早く自動運転車両が普及するものではないでしょうか。もし拙速な開発を推し進めて、無人の車が人身事故を毎日のように起こせば、人々のからの信頼は決して得られないでしょう。大事な技術だからこそ、しっかり時間をかけて人命を第一にした開発で競って欲しいと思います。

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