トップページへ

運転診断アプリのメリットと限界、信頼性

車の運転のコツ » 01車の運転練習の仕方 » 運転診断アプリのメリットと限界、信頼性

運転診断サービスの信頼性

現在、スマホアプリや独自のGPS端末などを用いて、運転診断のサービスを展開している会社が複数あります。こうしたサービスでは、運転中に記録がある一定の閾値を超えると、急ハンドル、急発進、急ブレーキなどとしてイベント記録します。その回数に応じて、ハンドル操作、加速操作、減速操作を点数で評価する仕組みのものが一般的です。


★主な運転診断サービス

上記の他、多数のアプリや損保会社のサービスがあります。


★運転診断アプリで高評価されれば運転は上手なのか?
運転診断サービスを使うと、数字で結果が見えます。
しかし、こうした運転診断アプリで評価されたとしても、絶対的に運転が上手だという訳ではありません。現状の診断アプリでは、計測方法に限界があるため、あくまで簡易的なものとして受け止めておく必要があります。もう少し踏み込んで自分の運転を見直してみたい場合は、下記でご紹介する別の計測方法も組み合わせる方がより良いでしょう。

★運転診断アプリが監視するポイント
診断の閾値を非公表としているサービスが多いですが、主にGPSを使って、地図と照らし合わせた上で診断を行なっているものと思われます。地図情報は、一般道路か高速道路か。一般道なら生活道路か幹線道路か。また、制限速度などの標識情報なども有しています。これらと照らし合わせて、走行車のGPSの走行軌跡において、速度変化をみることで加速操作、減速操作を評価。カーブでは、そのカーブの形状(曲率=Rなど)と走行時の速度を照らし合わせて評価しているものと思われます。

このため、次のような点が診断における監視ポイントになるでしょう。

★診断アプリの監視ポイント

これらに当てはまった箇所があると、その場面が「急操作イベント」として記録されます。

★運転診断アプリが見ていないポイント
運転診断アプリは、ほとんどがGPS及び加速度変化(G)のみ(一部では車両ODB情報を取得する場合も有り)による診断ですので、下記のような点は考慮されません。

★多くの運転診断アプリが見ていないポイント

上記のように、教習所で教わる交通ルールやマナー、さらにはタイヤグリップを意識した運転かどうかは、診断アプリで診断できません。特に、本当に上手な運転は速度の調節だけではなく、車体の姿勢移動をコントロールし、それによりタイヤのグリップをコントロールする運転にあります。このあたりを評価項目に入れていない診断サービスは、現状では参考程度に留めておくということになります。


★運転診断アプリで高得点を取る方法
上記の監視ポイントを知ってしまえば、計測の方法がシンプルであるがゆえに、高得点を取るのはさほど難しくありません。

最も効果的なのは、とにかく車間距離を広く取ることです。G変化が急になってしまう理由の多くは、前車の急停車や信号が、赤になるタイミングによるものです。大きく車間距離を開けていると「急のつく操作」をすることが減りますので、結果的には減点されることが少なくなります。

意識して、前後左右に車が揺さぶられるような急激な操作を抑えて運転すると高得点になります。Gを計測できる機器を持っている方の場合は、概ね0.4G未満の揺れで済むように運転すれば、ほとんど減点はないはずです。


★運転診断アプリが誤計測しやすいポイント

これらが重なっている場所では誤計測になりやすいようです。例えば、アンダーパスやオーバーパス、またオーバーパスでカーブしている道などは誤計測が多い模様です。


★診断アプリよりオススメの方法は?

診断アプリや診断サービスは簡易的な指標としては便利ですが、これで常に高得点を取れるからといって、例えば雪道や山道をスムーズに運転できるとか、あるいはサーキットで良いタイムを出せる運転だという訳では全くありません。車の運転か上手かどうかは、GPSやODB情報のみで測れるものではありません。これらの情報よりも、むしろタイヤ四輪の減り具合を目視で確認した方が、その人の運転の巧拙、さらにはメンテナンスへの意識までが分かります。

また、やみくもに運転の診断を続けたからといって上手になる訳ではありません。上手な運転には、ハンドルとべダルを別々のものとして扱うのではなく、渾然一体として組み合わせて操作することが必要です。これが、タイヤの性能を最大限に活かした運転につながります。このためには、正しい知識の理解と、適切な練習に時間を割く必要があるのです。

より上手な運転を目指す方には、下記の教材をお勧めします。
MT車攻略マニュアル
公道に応用するスポーツドライビング
AT車 一気に合格運転術

 

このページ『運転診断アプリのメリットと限界、信頼性』をメールで送る

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ