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MTは将来無くなる運命か!?

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MT車というと、日本では、ATやCVTなどの2ペダル車に押される形で徐々になくなりつつある古い技術である、というように勘違いする方が多くなりました。

確かに、ATのほうは9速や10速といった多段ギアが、もはや当然となり、DCTなど新しいトランスミッションも徐々に開発されてきているため、2ペダル車の方がより優れていると考えるのは自然かもしれません。しかし、あらゆる側面でトランスミッションとして完成度が最も高いのは、依然としてMTであり、何らかの要素を犠牲にしない限り、2ペダルにすることは出来ないという現実があります。

伝達効率をはじめ、重量、メンテナンス性、耐久性、燃費、経済性、操作のダイレクト感、調節範囲の広さなど、トランスミッションに求められる、あらゆる側面で優位に立っているのは依然としてMTなのです。

MTにある唯一の弱点は、操作の習熟度によってパフォーマンスが変わるということです。つまり、運転者のスキルレベルに依存する部分が大きいということです。熟練のドライバーが運転すれば、MTは他のどのトランスミッションよりも良いパフォーマンスとなりますが、未熟なドライバーが運転すると、2ペダル車よりかなり劣ったパフォーマンスとなってしまいます。

主に日本の自動車メーカーは、これをドライバーのせいにするのではなく、車側の制御でとにかくドライバーにラクをさせることによって、いわば「車の側から、ドライバーにすり寄る」ことを選んでいます。一方でヨーロッパや南米、アジアの一部などでは、まったく反対の「ドライバー側が、車に近づく」という考え方が一般的です。つまり、ドライバーが自分の運転技術をあげることで、車を乗りこなそうとする姿勢です。

しかし、ここにきて日本でも、ドライバーの運転技術を見直していこうという動きがメーカー側から出てきています。下記に記事を引用します。

 

一周して最先端、オートマにはないMT車の“超”可能性
マニュアルトランスミッション(MT)は消え去るかもしれないという空気が消えつつある。一昔前と違って、ここ数年MTを搭載したというクルマが少しずつではあるが増えている。やはり駆動力制御のダイレクト感や、意図していない操作は決して行われないということがMTの大きな利点である。

(中略)普遍的なMTの価値と違う、超可能性を唱え始めたのはマツダである。マツダは高齢化社会に対してMTがボケ防止につながるというテーマで、何と東京大学に投資して講座を設けて真剣に研究している。基本となるのは米国の心理学者、ミハイ・チクセントミハイが提唱する「フロー体験」である。ゲームを想像してもらうと分かりやすいが、簡単過ぎるゲームはすぐに飽きてしまうし、あまりに難しいゲームは戦意を喪失してしまう。ちょうど良い挑戦的な状態は人を活性化させる。日本で古来から言う「没我の境地」のようなもの。それをチクセントミハイはフロー体験と言うわけだ。

マツダは「MTをうまく運転しよう」ということは、このフロー体験になるのではないかと考えた。ただしである。自動車の運転は公共の安全を考えても、そう簡単にチャレンジングなことをしてもらっては困る。実際、高齢者の事故が大きな問題となっているご時世でもある。

そこで、マツダは自動運転の技術を使って、エラーを回避するシステムを作り上げようと考えた。あたかもシークレットサービスのようにドライバーの影に潜み、いざというとき、ドライバーに代わって危機を回避するというのである。自動運転と言うと人が何もしないことを考えがちだが、人こそが主役で、システムはそのサポートをするという考え方も成立する。そう考えると、目的は安楽ではないので、MTの自動運転という考え方も成立するのである。そういう技術がいつできるのかという質問にマツダは「10年ではかかり過ぎ」だと答えていたので、遠からず何らかの技術が出てくるだろう。

引用元 ITメディア


このMTの、ドライバーの熟練度に依存する、というのは考えてみれば当たり前の話で、運転技術全般においても言えることです。大変な凶器である自動車だからこそ、教習所に長い時間通って、技術を習得する訳です。MTの操作というのも、そのひとつの分野に過ぎません。

MT車は、ドライバーが「発進したい」「変速したい」という意思を明確に持って操作しない限り、車の側で勝手に動くことはありません。ドライバーが失敗やケアレスミスをすれば、車は停止します。こうした、ドライバーが主導で車を動かす、という当たり前のことが、近年では難しくなっています。むしろ車側のモニター表示によって、ドライバー側がクルマから指示を受けているという運転スタイルの車すら存在します。機械に人間が動かされるのではなく、人間が機械を動かすという視点で、新しいテクノロジーを開発しようとするマツダの姿勢は称賛されるべきものではないでしょうか。

 

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