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MTの練習に最適な初めての車とは?

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MTの練習に最適な初めての車とは?

MT車に乗れる普通免許を取得して、さあ自分の車を!となった時に悩むのが、AT車で慣れてからMT車を狙うか、最初からMTに乗るかということです。

MTは不安だから、レンタカーなどで練習してから、、などと考える方も多いと思います。しかし残念ながら現状ではMTのレンタカーはかなり少なく、家族や周囲にもMT車で練習させてくれる人はほとんどいないはずです。その結果、安心できるAT車に乗る、という方は多いと思います。

しかし、おすすめするのは最初からMT車を買うことです。
その理由は、ATとMTで異なる「慣れ」が関係します。詳しくは後述しますが、まずは安価なMT車に関する記事をご紹介します。

 

100万円台で乗れる! 軽じゃない国産MT車3選

クルマの変速機には、シフトレバーとクラッチペダルを合わせて操作するMT(マニュアルトランスミッション)と、AT(オートマチックトランスミッション)があります。1980年代の中盤までは、軽自動車や輸入車を除くそれぞれの販売比率は各50%程度でしたが、その後はAT比率が高まりました。

いまでは乗用車の販売総数のうち、約98%くらいがAT車です。しかし、国産メーカーのなかでマツダやスズキは、以前からラインナップモデルの多くにMT車を設定していたほか、最近ではトヨタでもMT車をラインナップするなど、徐々にMT車の割合が盛り返しつつあります。

従来から軽自動車にMT車が設定されていることが多かったのですが、今回は軽自動車を除いた100万円台で購入できる国産MT車を3台紹介します。

●スズキ「スイフトスポーツ」187万円

コンパクトハッチ好きにはタマラナイ! スズキ「スイフトスポーツ」
スズキの「スイフトスポーツ」は3ナンバー化した専用のボディと足回り、ブレーキにエンジンと、「スイフト」をベースに別物に仕立てられているコンパクトスポーツです。

先代までは1.6リッターの自然吸気エンジンでしたが、現行モデルでは1.4リッターの直噴ターボエンジンに置き換えられて、これに6速MTが組み合わされます。

注目ポイントはボディの軽さです。車重は970kgしかなく、馬力あたりの重量は6.9kg(970÷140)と、立派なスポーツカー並となっており、そこに最高出力140馬力が合わさってパワフルな走りを体感できます。

これほど軽いと「走る・曲がる・止まる」というクルマの運動性能すべてに好影響があります。また軽いことは低燃費にも大きく貢献します。

スポーツドライビングをこなしながら、コンパクトカーとしての実用性も兼ね備え、しかも6速MTが用意されていて、MTファンには理想的な1台かもしれません。

また、スズキでは2018年に20年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた「ジムニーシエラ(4WD/5速MT)」のJL/JCグレードもともに100万円台から購入可能です。

●マツダ「マツダ 15S」157万3000円

マツダの登録車ラインナップでは「CX-8」を除いたモデルすべてにMT車が用意されています。そのなかで100万円台で購入できるのが「マツダ2」の15S/15S PROACTIVE/15S PROACTIVE S Packageという3つのグレードです。

マツダ2は、2019年7月18日のマイナーチェンジを機に日本名の「デミオ」から海外で使用されているマツダ2という車名に変更されました。

パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジン(最高出力110馬力)と1.5リッターディーゼルエンジン(最高出力105馬力)の2種類です。ともに、2WD/4WDの設定があり、MT車は2WDとなります。

また、マツダ2には以前からモータースポーツを楽しむベース車として、15MBというモデルも存在。パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジン(最高出力116馬力)に6速MTを組み合わせた仕様です。

●日産「マーチ NISMO S」184万2480円

日産「マーチ」は歴代モデルすべてにMT車がラインナップされていましたが、現行モデル(K13型)では全車CVTとなっています。しかし、2013年に追加された「NISMO S」で待望の5速MT車が登場しました。

マーチ NISMO Sは、専用の1.5リッター自然吸気エンジン(最高出力116馬力)が搭載され、重量1010kgのボディには十分なパワーとなっています。

また、ボディ各部の補強と、専用にチューニングされたサスペンションやパワーステアリング、エアロパーツなどが装備されるなど、NISMOの名に恥じない内容です。

内装にもスポーツシートや、本革とアルカンターラを組み合わせた小径なハンドル、ほかにも随所に赤色をアクセントに取り入れてスポーティな雰囲気を演出しています。

※ ※ ※

今回は、消費税が10%になったあとでも100万円台で購入できるモデルを紹介しました。増税前であれば、ホンダ「フィット」のRS・Honda SENSINGという2WDの6速MT仕様も存在しましたが、2019年12月現在では208万8900円となっています。

また、輸入車ではルノー「トゥインゴ」の6速MT仕様がありましたが、現在の国内ラインナップでは一旦無くなりました。

軽自動車よりもパワフルで実用性があり、MTの操作感覚を味わえる100万円台のモデルは車両価格や消費税の引き上げなどにより、少なくなりつつありますが、まだまだ生き残っているようです。

引用元;くるまのニュース

 

上記の記事の他にも、軽自動車であれば各社MT車を選べますし、中古車まで視野を広げればたくさんのMT車の選択肢があります。練習車にMT車を選ぶ環境は現在でも揃っています。

車の運転というのは、確かに「慣れ」の要素が強いものです。しかし、上達までに似たプロセスを踏む「スポーツ」と異なるのは、正しい方法で順応していかないと、僅かなミスが人命に関わる重大な事故につながりかねないという点です。

その意味では、ATよりも操作手順そのものが多いMTは、慣れるために時間が掛かって不利であるように思えるかも知れません。しかし、実際は、長くても1ヶ月で慣れます。しかも、正しい手引きに沿って初めてのマイカー(MT車)に乗れば、事故を起こすこともなく、しっかりと自分の技術として運転する力が付きます。

そして、最初にMT車に乗って慣れれば、その感覚を忘れないで済むのです。教習所の僅かな実技の時間では、慣れるところまでいかず、多くの方は忘れてしまい、せっかくとったMTも乗れる免許であるにも関わらず、突然MT車に乗る機会が訪れてもまともに運転できない、ということになってしまいます。

また、ATとは感覚が違う、という点も大きいです。AT車の運転感覚は、発進も加速も巡行も、MT車とは全く異なります。具体的には、流体クラッチと呼ばれる自動的な駆動力の接断システムによるクリープ現象で発進し、加速は交通状況に応じない、アクセルペダル開度に頼ったシフトチェンジをして、巡行時は燃費だけを念頭においた高いギアを維持するのが一般的なAT車です。MTの場合は、直接左足のクラッチペダルで接断操作をして、交通状況に応じて自分の判断でギアチェンジします。特にギアチェンジと、動力の接断という操作がごっそり抜け落ちているAT車では、駆動力の伝達やギアの変速という概念を考えることすらなくなります。この結果、始めにAT車に慣れてしまうと、MT車の操作は完全に忘れてしまいます。

もし、最初にMT車を買って、運転に慣れておけば、後から乗り換えた時にそのATやDCTを評価することもできます。自分の変速タイミングと比べてどうなのか。スムーズな加速を意識した動きなのか、燃費を重視した動きなのか。すぐに分かります。また、MT車ではエンジン回転とギアの関係を体感的に覚えるので、後から2ペダル車に乗り換えても、パドルシフトを使いこなすことも簡単です。

このように、はじめは不安を感じたとしても、最初からMT車を買って運転に慣れた方が多くのメリットがあるため、お勧めします。

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