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タイヤすら変えられない最新のクルマ

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タイヤ銘柄は変更できない!?

車のチューニングやカスタマイズは、相変わらず人気です。サードパーティによるアフターマーケットの祭典である「オートサロン」が、自動車メーカー中心の「東京モーターショー」に迫る勢いで来場者を動員していることからも、それが伺えます。日本のアフターマーケットは世界的にも有数の市場であり、カスタマイズの文化をリードしているとも言われています。

しかし、残念ながら今後の自動車ではカスタマイズやチューニングが、だんだん限られてくる方向になりそうです。下記の記事をご覧ください。

 


最近のクルマは、ちょっと高価なものになると運転席から4輪の空気圧をモニターできたりする。不足していれば警告してくれる。それは便利なことだけれど、電子制御の姿勢安定デバイスが標準装着タイヤとセットでプログラムされているからコトは一筋縄ではいかない。
たとえサイズが同じでも、銘柄が純正装着品と違ったら、それは厳密には本来の状態とはいえない。制御プログラを組んだときとは特性の違うタイヤを履いていたら、イザというとき、そのプログラムが作り手の意図どおりに働いてくれるとは限らない。制御の精度が高いほど、タイヤの違いは敏感に出る。
タイヤも車両制御デバイスの一部だと考えると、おいそれと好みの銘柄やバーゲン価格のタイヤに履き替えることもできない。そういう時代になりつつある。このあたり、メーカーとしては大丈夫とも絶対ダメともいえないグレーゾーンではないだろうか。

 

引用元;四輪の書 P134

 


多くの方は新車で買った車に3~4年乗ると、タイヤ交換の時期となり、純正タイヤではなくサイズの合った別銘柄のタイヤを購入するのではないでしょうか。4年も経つと、純正装着タイヤよりも新しい銘柄のタイヤが出ていたり、別メーカーのタイヤが安価に販売されていたりして、そちらを選ぶ方も多いでしょう。

ところが、上記記事のように、電子化が進んだこれからの車は、タイヤすら変更することが難しくなる可能性があります。将来の自動運転を見据えた車づくりを進めている自動車メーカーでは、その制御プログラムのテストは、すべて自動車メーカー純正部品で進めることになります。もし、純正以外のサードパーティのパーツが少しでも使われていれば、万が一の事故の際はメーカーが全く保証しないという事態も考えられます。タイヤでさえそれは同じで、もし純正装着タイヤ以外を履いていて事故になった場合、たとえサイズが純正と同様のものであっても、グリップ力の差などを理由に、「オーナーによるカスタマイズが原因で」正常に危険回避システムが機能しなかった、とされる恐れもあるのです。

将来、自動運転車が実用化されればこれはさらに顕著になり、車の重要保安部品はもちろんのこと、タイヤやサス、エアロなどの外装、さらにはナビやオーディオなどの電装部品も一切のカスタマイズが不可となる可能性もあります。カスタマイズをした車両で万が一事故が発生した場合は、やはり自動車メーカーは免責ということになるでしょう。

こうなると、自動車メーカー自身が展開するオプションなどを除いては、オーナーによるカスタマイズが困難となるため、アフターマーケットの市場にも少なからず影響を与えるでしょう。これは、ユーザーによる自動車文化にも関わる部分ですので、自動車メーカーが一方的に展開を決めるのではなく、オーナー、サードパーティ、自動車メーカーが一体となって方向性を探っていかないと、日本特有の大きな市場が縮小していくことになるかも知れません。

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