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若者の車離れ?セダンやMTが新鮮

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MT車は新しい。そんな声が聞こえ初めているようです。長く続いたミニバンブームやSUVブームを経て、セダンやMTが見直されてきている、というような意見が散見されるようになってきました。今回は、そうした中のひとつの記事をご紹介します。


●若者はクルマに「興味がない」わけじゃない、一周回ってセダンやMTが新鮮という声も

筆者には甥っ子(いずれも男子)が3人いるのだが、ここ数年相次いで四輪車の免許取得可能年齢となった。末席とはいえ、自動車メディアの世界に身を置く筆者としては、"若者のクルマ離れ"などが注目されていることもあり、クルマに触れ合う若者を増やす一助となればとも考え、免許取得費用の半額ほどをそれぞれ負担している(3人目はこれから)。いまどきの教習所は入所時に卒業までのスケジュールが決められており、よほどのことがない限りはほぼ予定通り卒業、つまり免許が取得できるようなのだが、金銭的負担はかなりのものとなっている。

その3人の甥っ子のうち、1名が自発的にMTで免許を取得したいとして実際に取得し、これから教習所に通う1名もMTで免許を取得したいと言っている。これから通う予定の甥っ子いわく、友人が運転免許を持っており、自宅にある古いMTの軽自動車に同乗したことがあると言う。その時、友人がエンストしたりしても、ガチャガチャとシフト操作をする様子を見て興味を覚えたとのことだ。

AT限定免許というものがなかったころに運転免許を取得した筆者のような世代では、いまでこそ運転することがほとんどなくなったとはいえ、MTの存在を特別視することはないが、自動変速機全盛のいま、若者世代には新鮮に映るようだ。「いまどき、新車のトラックやバスでも2ペダルが当たり前だから、MTで免許をとる実用性は薄い」と伝えても、MTで免許を取りたいといわれた。甥っ子たちは、筆者のような"クルマオタク"ではないし、競技としてクルマを運転するというわけでもない。それでもMTになんとなく興味を示しているのである。

話は異なるが、いまどきの若者世代は、マイカーといえばミニバンが当たり前。いまの幼い子どもが描くクルマはミニバンばかりといった話も聞く。そのように身近にミニバンがある生活を送ってきたこともあるのか、トランクのついたセダンタイプのクルマも珍しいようで、興味を示しているとも聞く。古い世代では当たり前の存在であり、しかもいまでは廃れた存在だと思っているものが、若者世代には新鮮に映っているようなのである。

しかし、だからといって3ペダルMTでトランクのついたモデルを出せば若者が飛びつくのかと思えばそうでもない。多様化する現在では若者すべてがMTやセダンに興味を示しているわけでもないのである。

ただ、東京などの大都市と地方部では、若者の生活におけるクルマの存在というものは大きな違いがあるように思える。日常生活において移動手段が事実上自家用車しか存在しない地域は日本でも多い。そのような地域でも、移動の際は自分のクルマを持っている友達に頼る若者も目立つようだが、少なくとも都市部の若者よりはクルマが身近な存在なのは確か。MTやセダンはともかく、東京だけ見ているとさらに若者のニーズというものを逃してしまうのかもしれない。

引用元;Webカートップ


記事にあるように、昭和や平成の頃のような、テレビや雑誌で取り挙げられたひとつのムーブメントを有り難がるような時代は終わったのかも知れません。その代わりに、多種多様な価値観で、ひとつのものを求めるのではなく、自分自身の感性に合うものを、他人の評価を気にせずに選ぶという方向になっているのかも知れません。

右から左へと、一気に全員が動いていくような前時代的な変革ではなく、選択肢が広がっていく。このような流れにおいては、セダンも選択肢のひとつとして残り続ける。MT車も選択肢のひとつとして残り続ける。そのような方向なのかも知れません。

2022年トヨタは、ガソリン車もハイブリッド車(HV)も、PHEV車も、水素エンジン車も、電気自動車(BEV)も、すべてが本気だというメッセージを発しました。欧州や米国、中国がBEV一辺倒に片寄るなかで、トヨタはこのような決断を下した訳です。これは、多様な選択肢を用意するという点で、とても時流にあったものではないでしょうか。トヨタのような企業体力があるからこそ可能なことかも知れませんが、同様にMT車やセダンも作り続けて欲しいところです。

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