教習の苦手項目を一番早く克服できるのは?
教習中の方や、運転が苦手な方が、最短で運転技術をマスターするために必要なことをお教えします。
運転の苦手ポイントを、ネットで調べようとする方が多いのですが、初心者の方にはおすすめできません。また運転ができる知人に(とくに複数の人に)聞くこともあまりおすすめできません。その理由は2つあります。
一貫性がなくなりやすい
ひとつめは、一貫性がなくなりやすいという点です。教官が何人もいて、皆違うことを言っていたら混乱しますね。教官は指導要綱に沿って教えていますが、それでも伝え方は異なり、それが教習生の混乱につながります。まして一つの指導要綱に沿っていない情報を、つぎはぎ的に集めてもかえって上達は遅れる場合が多いはずです。
部分理解では足りない
2つ目は、部分理解では足りないという点です。既に何年も運転している方が、部分的に調べるのなら問題ありません。しかし、初心者の場合は、苦手箇所を一部分だけ理解しても効果は薄いはずです。いくつもの原因が複合的に絡み合っていることが多いからです。
たとえば、右左折時にハンドル操作が不安定だとします。そこで、右左折のハンドル操作の手順を調べようとしても、効果は薄いのです。ハンドル操作の基本となる持ち手や、送り方に間違えがあったり、右左折時のギア操作が未熟なために気を取られてハンドル操作ができていなかったりする場合もあるからです。
これら2つの理由が示すように、個別の苦手箇所を調べるだけではなく、まとめて体系的に学ぶことが必要になるのです。そのためには、冊子で調べることがとても効果的です。ひとりの意見を聞くのと同じであるため、内容がブレません。また上達しやすさを考えて、順序を追って学べるため、最も短い期間で修得できるのです。個別にいろんな友人やネット情報を頼りにしていたら、こうはいきませんね。