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「自動車マークに斜線」の標識は、自動車はすべて通行できない?

車両通行止めの標識イメージ学科試験対策
車両通行止めの標識イメージ
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学科試験対策メールセミナーより

今回は、Shift-UP Clubに寄せられたお便りをまずご紹介させて下さい。みなさんは、これから免許を取るために頑張っておられると思いますが、お便りを下さったのは免許を取ったばかりの男性です。教習所で苦労する部分は多いものですが、この方のお話に共感される方も多いのではないでしょうか?

Shift-up Club様

お忙しいところ失礼致します。私、39歳(苦笑)で初の普通車免許(MT)をつい最近取得し、レンタカーで初乗りしてみたいと検索しているうちに、こちらのサイトへたどり着きました。

掲載されているコラムを拝見し…これは体験したものにしか分からない本物の記事だと実感しました。教習中は第1段階で最低時限の倍を超える31時限、逆に2段階は規定の19時限で卒業しました。もっと早く貴サイトを知っていればと後悔致します(練習できないですから…)。

私の通った自動車学校は(リタイアアルバイトを含む)50人前後の検定・教習指導員を抱えておりました。同じ教官に当たることが少なく、検定員資格を持った方や若手の方がアドバイスの的確な気がしました。教習指導員はご自身が車を運転するのは上手かもしれません。しかし、「指導力があるか」というと別です。お年を召した方に多い「体で覚えろ!」という怒声には辟易しました。コラムにもあるとおり、在学中は完全に萎縮状態でした。

続きは後半でご紹介します。

自動車が通行できる標識?それとも通行できない標識?

それでは今回も、学科試験に出る「ひっかけ問題」を見ていきましょう。次の文章が、正しいものであるかどうか。○か×かで答えてください。

「(赤丸に自動車マークに斜線)の標識のある道路は、自動車はすべて通行できない。 」

さて、いかがでしょうか?自動車マークに斜線ですから、自動車がダメという印象ですが・・・。問題文をよく読んで、考えてみてください。

それでは、前半のお便りの続きをご紹介します。

教習原簿の先入観があるため、上手くいってもハンコが進まない、ただ座っているだけという教官も少なくありませんでした。質問に答えられない教官もいらっしゃいました。

(後々仲の良くなった教官から聞いたところによると、先入観が出来ると、他の教官から「あのレベルで通したのか」と教官仲間から馬鹿にされるのでハンコが進められない、指導したくても卒業アンケートで生徒側から指導=イジメと書かれる場合があって、生徒を良く知らない限り指導すべからず…と教官内の了解になっているとか…また、ここは指導してないから自分の子供は他の教習所に行かせると公言する指導員もいたとか…)

勿論実車時間が少なくては上達しない一方、闇雲に実車しても向上できない…これは実体験として感じたことです。技能教習で伸びたと実感するときは、指導力のある指導員の「一言」だったように思います。例えば、法定速度60kmから交差点…タイミングもギアチェンジも分からない…問題点を整理しておいてアドバイスの出来る検定員に当たった頃尋ねてみると…

「アクセルを離すのが遅いんですよ。60kmで走っていてあの交差点では徐行か停止に持っていくわけですから。アクセルはこのあたりで離し、フットブレーキを早めに軽く使うんですね。そうするとほら、十分一車両手前でトップからセカンドにチェンジも終わっているし、安全確認もおろそかになってないわけです。」


この一言だけで俄然上達しました。申し訳ないですが、理屈の語れない指導員や、修了検定・卒業検定のためだけの指導をする方では、全く向上しません。コースの機械的なポイントを暗記させられても、現実に走るのはコース(路上含む)ではありませんから。

どのように右折待ちなんかで低速キープしたらよいか尋ねたこともありましたが、答えられる指導員はいらっしゃいませんでした。卒業・免許は取得出来たものの、実際の刻々と変わる様々な場面の運転がこれからです。

Shift-up Club様が書かれているように、教習所や免許取得は通過点です。

途中何度もAT車免許に変えようかと思いました。しかし、MT車で「安全なドライバー」になりたいという思いから何とか卒業しました…ですが、公道の実車は不安なのが正直です。あるときAT組との共同乗車教習で、教官から「AT車に乗ってみてどうですか?」と尋ねられました。

二輪車以外の車両は通行止め

問題にある標識は「車両通行止め」の標識のひとつです。そのうちの、二輪の自動車以外の自動車通行止めにあたります。この他にも、画像のように組み合わせて複数の種類の車両が通行止めになっていることもあります。

このような場合では、二輪車も含めて車両は通行できません。この場合の車両には、軽車両である自転車も含まれますので注意が必要です。

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