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MT車個別練習レポート

MTとATに乗れる女性のイメージMT車(マニュアル車)
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運転アドバイス(半クラッチ・坂道発進)の模様

教材の読者のN様に、運転アドバイス「半クラッチ重点チェック」にご参加頂きましたのでレポートします。坂道発進に不安があって、練習をしたい。ただし近所に練習できるような坂道がないため、いずれ坂道に遭遇すると思うと、車に乗ること自体が怖く感じてしまう、というご相談です。

坂道発進に不安感を持つ場合、多くはクラッチ操作自体が完璧になっていないため、実際の坂道では不安な心理も相まって、下がってしまったりエンストしてしまうという失敗につながりがちです。このような時は、いきなり練習用の坂を探すのではなく、まずは平地での発進を百発百中になるまで練習することが先決です。

今回は、「クラッチのペダルの正しい操作」「アクセルペダルの踏み方とバリエーション」「坂道発進での手順」を練習しました。

”半クラッチ”と一言で済まさず、その中を3段階で解説

クラッチペダルは、教習所で習う「半クラッチ」の動きがポイントになりますが、「半クラッチ」という概念を知るだけでは不十分です。半クラッチの中でも、どのタイミングでどのように動かすかがとても大切なのですが、教習所では十分に教わりません。

運転アドバイス(半クラッチ・坂道発進)の模様

今回は平地での発進操作の流れを完璧にするために、いくつかの練習方法を用いて繰り返しクラッチペダルを操作してもらいました。ポイントは主に3つ。順を追って練習したところ、一度もエンストすることなく、回を重ねるごとにスムーズになっていきました。

アクセルの踏み方に関しては、実際の道路でどうしても「早く発進したい」という意識が先走ると、アクセルを空吹かししてしまうものです。発進で大切なのはアクセルではなく、あくまでクラッチペダルの正しい操作。クラッチ操作を十分に習得したうで、クラッチの動きを損なうことなく、アクセルペダルは軽く添えるだけという操作を確認しました。

坂道発進の練習は、坂道でなくても出来ます!

坂道発進の手順については、平地でも完全に再現できます。ポイントとなるのは、クラッチペダルとアクセルペダルの位置をしっかりキープしたまま、サイドブレーキを操作できるかという点です。どうしても、サイドブレーキの方に気が取られて、ペダルが疎かになることが多い場面です。しかし、練習によって明らかにスムーズになっていくのが確認できました。

いずれも、練習方法をお伝えしたので、時間がある時に自主練習することで、より上達していくことでしょう。発進のクラッチ操作に自信が持てるかどうかで、MT車で乗り出す時の気分が全く変わってきます。MTで最も身近なミスというのはエンストです。発進操作に不安がある皆さまは、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

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