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上手な教習の受け方 5つのポイント

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教習所に通い始めた方必見の教習所活用方法

教習教本より「上手な教習の受け方 5つのポイント」を引用して、補足解説したいと思います。※段落下げした箇所が引用箇所です

POINT1 まず服装がたいせつ。

Tシャツやトレーナーに、ジーンズやキュロットといったラフな服装が最適。靴もスポーティなものを。もちろんハイヒールやサンダルはだめです。

運転に最適な服装や身だしなみがあります

運転する上では、後ろを振り返ったり、ハンドルの上に寄りかかるように前のめりになって前方・左右を確認する場合があります。こんなとき、スーツなどのカッチリした格好では締め付けられたり息苦しく感じてしまうかも知れません。それを嫌って、目視確認を怠ってしまってはいけません。それからロングスカートなどもデザインによっては足の操作(ペダルワーク)の邪魔となってしまうことも。靴に関しては、できるだけシンプルなスニーカーが良いです。厚底のソールだったり、長い靴紐、装飾がたくさんある靴は、ペダルの踏み変え時に引っ掛かってしまう恐れがあります。ブレーキを踏み遅れたりすると命取りですから、靴はできるだけペダルを間違えなく踏めるものにしておきましょう。

また、ネイルは短いタイプのものなら問題ありませんが、長いタイプや付け爪はやめましょう。ハンドル操作に慣れないうちは、とっさにハンドルを何度も切り返したりしますので、打ち付けたり外れたりする危険のあるものは避けた方がよいでしょう。

上記以外はメイクやファッションに関して、安全上の決まりはありませんが、教官の方の心証を害さないようにする方がよいです。教官にも年配の方から若い方まで色々で、女性の教官も多くいますが、派手な出でたちやその教習所の立地にそぐわない奇抜な格好で教習に望むと、余計な先入観を持たれないとも限りません。教官の方々との信頼関係を築いて、少しでも多くのアドバイスをもらうことが教習を早く終え、有意義に過ごすポイントです。

ちなみに、近視の方や目が悪い方は、事前に眼科に行ったり、眼鏡・コンタクトを新調しておくことを強くおすすめします。教習中は車幅感覚を覚えたり、ミラーの見え方を覚えたりしますが、よく見えない状態で望んでは、せっかく感覚的に覚えるチャンスを不意にしてしまいかねません。いずれにせよ、無事に教習所を卒業したあとは、免許センターでの免許取得の際に視力検査が必要になりますから、教習所に通い始めるタイミングで取得しておいた方が良いでしょう。

POINT2 やっぱり予習・復習しかない。

この本(教本)を上手に使って予習・復習をしてみてください。1つのことが3回頭に入るので、かなりの効果が期待できるはずです。

教習所に通う時間は意外に短い。有効活用を。

予習、復習は基本であるにも関わらず、なかなかできないことです。教習所を有意義に活用するには、まず教習所の有り難みを知っておくのが早いかも知れません。教習所に通っている最中は気づきにくいものですが、教習所での時間・空間というのはとても貴重で短いものです。

POINT3 段階ごとに、しっかりクリア。

各段階を確実にマスターしておくことが、結局合格への早道。

ハンドルにペダルに目視確認。同時に複数の動作ができるようになるためには、順番に覚えていくことが必要

運転操作というのは、算数と同じで、積み重ねが肝心です。最初に足し算・引き算を覚えて、掛け算九九を覚えてからでないと、次に進めないのはお分かりでしょう。最初の段階を飛ばして、いきなり因数分解に挑戦するのは無理があります。運転も同じで、どんな場面でも必要になる基礎がありますので、そこを最初に覚え、それをマスターしてから順番通りに次へ進むべきです。ところが、教習所では時間の都合で(ある程度時間が決められている合宿教習や、通学でも最近はそれほど遅延させないようです)完全にマスターしていない状態でも次に進んでしまうことが往々にしてあります。これは、掛け算九九があやふやな状態で、因数分解の問題を解いているようなものです。正解するときもあるでしょうが、間違う時もある。そして、解き終わるまで非常に時間がかかるはずです。掛け算九九を空で言えるまでしっかりとマスターしてから進んだ方が、全体を通してみれば早いはずです。

教習所に通っている限られた時間では、掛け算九九に相当するような基礎を十分にマスターするのは難しいものです。従って、予習・復習は不可欠です。しかし残念ながら予習や復習に使うための情報が非常に不足しているのが現状です。周囲に運転歴が長く、初心者に教えるのが上手な方が複数いれば、質問して回ればある程度参考になりますが、時間的には難しいのが実情でしょう。そこで、Shift-UP Clubでは、教習の予習・復習に役立つ情報を「運転教材」として提供しています。より教習時間を有意義に活用したい方は、是非ご注文ください。

POINT4 わからないことは、どんどん聞こう。

指導員とのコミュニケーションをよくすることも、上達には欠かせないポイント。わからないことはその場で聞いてしまおう。

技能教習は貴重なマンツーマン・レッスンの時間。有効に使おう

コミュニケーションはとても大切です。教習所で規定されている指導要領には限界があります。確かに項目として基礎部分は網羅されていますが、実践する場合はもっと体感を伴って覚えなけれ実践に活かせません。また、実際の道路ではあらゆる乗り物が入り混じって、日によっても時間によっても状況が変わります。その場その場で判断しなければならないこともたくさんあり、教本だけではとてもカバーできません。そこで、教官に質問して、教えてもらうことでその穴を埋めていくことができます。教習前の予習や、教習の最中に出た疑問点はすべて解決するくらいの感覚で臨みましょう。

しかし、中にはコミュニケーションを苦手としている方もいるでしょう。特に初めて運転席に座って、緊張している最中に、教官とうまく会話ができないという悩みをよくお聞きします。また、質問点をうまく頭でまとめられず「何を聞いてよいのか分からない」「何が分からないのかすら、分からない」という方もいるはずです。

そのような方は、独自の教習ノートを作成することをおすすめします。予習・復習の際に活用するだけでなく、教官への質問事項もノートに記録します。また、Shift-UP Clubの運転教材もぜひ活用してください。頭の中だけで処理しようとせず、紙に書き出したり、本で読んだりした情報は、より客観的なものになりますので、教官への質問にも活用できますし、後々の記録としても残りますのでおすすめです。

POINT5 失敗して、もめげない。

はじめから失敗しないで上手にできる人なんて、ひとりもいません。めげない、あきらめない、の精神で最後まで。

※以上、引用:普通車運転教本/株式会社コヤマ交通教育サービス

うまくできなくて当たり前。メンタルの保ち方は工夫でなんとかなります。

教習所に通い始めると分かりますが、都市部の教習所でも地方の教習所でも、建物を見たり中に入ると、いわゆる「学校」だという印象があります。先生がいて、時間になるとチャイムがなるような、学校というイメージそのものではないでしょうか。そして、日本にある学校におよそ共通する特徴として、独特の精神論が思い浮かびます。めげない、あきらめないの精神で、とは言うものの検定では減点主義です。ミスを1つするごとに点が減らされていきますし、教習中は良かったところを誉められる回数よりも、ダメだったところを指摘される回数の方が多いはずです。そして検定で不合格になった場合でも、落ち込んでいる教習生に対するメンタルケアは特に用意されていません。失敗した場合に、どうすれば落ち込まずにいれるのか。どうすれば前向きにチャレンジしていけるのか。そのような具対策がもう少しあると、教習生としてはありがたいものです。Shift-UP Clubでは、心理カウンセリングを専門とする先生の監修で、メンタルケアの冊子を用意しています。気持ちが消極的になってしまったと感じた時は、ご一読ください。

自動車というのは、そもそも商品です。自動車メーカーが、一人でも多くの人に提供したいと考えて作っている商品ですから、操作がそれほど難しい訳もなければ、一部の人にしか乗りこなせないようなものでもありません。少しコツを覚えれば、慣れるに従ってどんどん乗りこなせます。昔、子供のころ自転車に乗ろうと挑戦したときのことを思い出すと良いかも知れません。コツさえつかめばとても簡単なのですが、そのコツをつかむまでがとても難しく感じるものです。大人になったいま、新たに「自動車」に挑戦するあなたは、がむしゃらに何度も体を動かすだけでなく、まず情報収集し、頭で理解・整理してから実践するという繰り返しで効率的にコツをつかめるはずです。そのためには、緊張や心理的な動揺などは、コツを覚える上で大きな妨げになります。あくまで冷静さを保って、客観的に教習に取り組んでいる自分を見つめていくことが大切です。

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